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幼稚園編Ⅳ~勝負が戦いを呼ぶ~

少し投稿遅くなりました。すいません

唐突だか今日は何だか視線を感じる気がする……いや、冗談じゃなくて。

自分の自意識過剰かとも思ったがそうでは、ないことがすぐにわかった。なぜなら背後をつける

コローネたちが丸見えだったからだ。むこうは、あれでしっかりと隠れているつもりなんだろうが

精神年齢が10歳以上離れている相手には、流石に無理のある隠れ方であった。

今日一日中つけてきているので流石に話しかけることにする。


「はぁ……ねぇコローネさんたち何か用?」

「ふん! 私たちに気づくとわ流石学くんね!!」

「いや、あれで隠れたつもr……なんでもない」


幼稚園児たちの懸命の尾行をバカにするのは、精神だけだか大人としていけないと思いとっさに誤魔化す。


「今日も勝負を挑みにきたの? 何度も言ってるけど絶対に受けないよ」

「今日は、挑まないわ。じゃ、私たちは、用事があるから後で会いましょ」

「お、おう」


なんか引っかかる言い方だったがこれ以上邪魔をされないのだったらいいだろう。




緊急事態だ! コローネたちと別れた後いそいそと帰り支度をしていたら僕のカバンから本が消えていた。そしてその代わりに折りたたまれた画用紙が入っていた。

あーなんとなく紙を開く前から書かれてることに予想がつくわー

一応紙を開いてみるとクレヨンで〈あなたのほんは、いただいたわ! かえしてほしければ園舎裏に来なさい! コローネ〉と書いてあった。

うん。まぁわかってたよ。マジでめんどくさい。さっきの含みのある言い方は、こういうことか。

嫌々では、あるが人質ならぬ本質をとられた以上行くしかないか……

そして重い足取りで園舎裏に向かうこととなった。まだ、そこが学の幼稚園生活で最も印象深い場所になるとは知る由もない……




「来たわね! 学くん」


園舎裏に行くと本を持ったコローネたちがいた。


「早く本かえしてくれない? 僕早く帰りたいからさ」

「そうわいかないわ! 私と勝負して勝ったらかえしてあげるわ」

「はぁ……わかった勝負を受ける。勝負内容は?」

「当然、鬼ごっこで勝負よ! 私たちが逃げるから10分以内に全員捕まえられたら学くんの勝ち。捕まえられなかったら私たちの勝ち。場所は、園庭だけね」

「あぁ、わかった。じゃ10数えるから早く逃げて」


少々大人気ないが速攻で決めさせてもらう。せっかく自由時間をやりたくもないことで潰すのは、あまりにもったいない。


「……10と行くぞ〜」

「いいわよ〜!!」


了解ももらったとこで行くとしますか。


「インドア派舐めんなよ」


自分から近い順に捕まえるべく走り出す。


「まずは……小林つかまえたっと」

「なっ! 捕まった〜学お前本ばっか読んでるくせに足早すぎでしょ」

「だから言ったろインドア派舐めんなって」

「あとは、任せたぞ近藤、コローネ」

「じゃ、次行きますか」


今度は、近藤に狙いを定め走り出す。


「はい、近藤も捕まえた」

「うわ! はや! でもコローネには、叶わないぜ」

「さてと、コローネは……あれ? コローネいなくね?」

「あ、本当だ。おーい! 小林〜! コローネねどこ言ったか知ってるか〜?」

「え? 知らないげど……あいつどこ言ったんだ?」


マジでどこった? 早く見つけないと帰れない。

周囲を見回してもどこにもいない。すると自分下に大きな影ができた。

おいおい、まさか……

恐る恐る頭上を見上げるとそこには、足にコローネを持った鳥型の〈感染体(イノセント)〉がいた。


「おい! 小林、近藤逃げろ!」

「「ば、化け物〜!!!」」


よし、母さんの時とは、違い逃げてくれたから戦いやすい。本当は、戦いとかやりたくないんだけどな。

まぁ、仮にも知り合いを人質に取られてる訳で……やらざるを得ない。てか、それ以前に怖いです。


「あ〜! 本当にめんどくさい! 俺は、自分が嫌なことは、迅速に終わらせて楽しいことする主義だ!

だからとっとくたばってもらうぞ!」


相手の足に鎖を巻きつけ園舎裏に引っ張り落とす。

そして鎖を高速射出して翼を切り落とす。


「知ってるか! 飛べない鳥は、ただの鳥以下なんだよ!」


翼を切り落とされ怒りが頂点に達した〈感染体(イノセント)〉は、口から高速でタネを乱射する。

あぶね! リアルだとタネマシンガンも洒落にならないな。このままだとコローネも危ないぞ。


「決めさせてもらうぞ! 鎖の強さ見せてやる!!」


両手から2本ずつ、腰からも4本。計8本の鎖が〈感染体(イノセント)〉を貫き、その命を絶つ。


「鎖の強さ思い知ったか! バー○ーカーだって止められるんだぞ! ってコローネ大丈夫か!」


確認すると気を失っているだけだったのでよかった。


「みんな! 大丈夫! 先生が今助けてあげるから……あれ?」

「あ、先生!2人も無事です! 知らない人が助けてくれました」

「よかった〜 先生2人が怪我してないか心配で心配で。その知らない人は、どこに」

「もうどこかに行ってしまいました」


先生ごめん! 僕の平和な生活のためなんだ。この嘘は、必要な嘘何だ。




あれから少したった。僕もコローネも大した怪我はなくすぐに入院すらしなかった。

それからコローネたちのちょっかいもあれ以来なくなった。

そして今日は、卒園式である。


「学くん卒園おめでとう! 小学校でもよろしくね」

「うん!言葉ちゃんもおめでとう! こちらこそよろしくね」

「小学校どんなところ何だろうね」

「さぁ、僕もわからないよ。でも6年は、長いよ……」

「ふふ、学くんの言い方まるで小学校に行ったことあるみたいな言い方だね」

「あはははーそんな訳ないじゃないか」

「そうだよね。私何行ってるんだろうね」


言葉ちゃんへんなところで感がいいんだよな〜実は、コ○ンくん状態だなんてバレないようにしなくちゃな。てか、この3年間でいろいろあって僕の平和な生活とは、少し離れていた気がする……

3年で完璧な、平和な生活が守りとうせてないのに小学校は、この倍の長さがあるのか

まったく先が思いやられる……お先真っ暗とは、このことなんだろうな。

















今回で幼稚園編が終わりです。小学校では、学の平和な生活は、守られるのでしょうか

といことで

次回……新たな出会いがあるかも?

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