幼稚園編Ⅱ~迷子の迷子の学くん~
改めて投稿遅くなってすみません。
は、はぐれたぁぁあぁぁあ!!
まずいまずいまずい。このままだと両親に絶対に迷子放送をされる!それだけはダメだ。
仮にでも心は、18歳だ。迷子放送をで自分の名前を呼ばれた日には、羞恥心で頭から火がでる。
落ちつけぇ〜。思考を働かせぇぇえ〜
いっそ自分から迷子センターに行くか? いや、それじゃ放送されるのと大差ないじゃないか。
もう、家に帰ってしまうか。帰り道は、もちろんわかる。でもそれだと両親に心配をかけるな。
う〜ん
ピンポンパンポン
あ、迷子放送がなった。
は、は、はっ、最初から迷う必要なっかたんだ。そうじゃないか最初素直にそうしていればよかったじゃないか。そう僕は、両親を両親は、僕を信用しているじゃないか…………………
帰ろう家。むろん両親には、一報をいれて。
~数分後~
現在、その辺の人にスマホをかり両親に帰ると一言いい。返事も聞かずに切り
家の帰路につき、少したち、公園の前を通ろうとしているところだ。
ん? 女の子がいる。見た目僕と同い年か少し下くらいだ。
少し僕の良心が働いた。よし、話しかけてみるか。
「ねぇ、君どうしたの? 」
「ん? だぁれぇ……?」
超絶緩く儚げに女の子は、僕に問うた。
「あぁ、僕の名前は、佐藤 学だ。そっちは?」
「私の名前? ひー、私の名前はひー。」
「ひ、ひー? それあだ名なんじゃ。まぁいい、改めてひ、ひーちゃんはどうして一人でいるの?」
「迷……子?」
な、何故疑問形なんだ。それにしてもこの子といるとなんか調子くるうなぁ。
「ま、迷子かー。じゃあとりあえず交番、一緒に行こっか」
「ダメ……なの。知らない大人について行っちゃ……だめ言われてる」
「いや、僕子供だから」
「大人? 子供? まぁ……いいや。まーくん大丈夫……だと思う」
なっ、意外とフレンドリー。人見知りしないタイプの子か。それに結構簡単に約束破るなぁ。そ、それにしてもま、まーくんってなんかこそばゆいな。
「じゃ、じゃあ行こっか」
「うん……」
~数分後~
もうすぐ交番だ。ここまでは、ひーちゃんとたわいもない会話をしてきた。
「へぇ〜、そのだいちゃん? ってそんなにすごいんだ」
「うん……だいちゃんはすごい……カッコいい」
「ひーちゃんは、だいちゃんのこと大好きなんだね」
「うん……大……好き」
今、会話に出できた、だいちゃんという人は、ひーちゃんの家の隣に住んでいる男の子のことだそうだ。
ここまでの会話のほとんどは、ひーちゃんのだいちゃん話だった。
そんなことをしていたら交番が見えてきた。
ん? 交番の前に警官とは違う人影が3つあった。のち2つには、見覚えがあった。
そう、今の今まで忘れていたが僕も迷子なのだ。
「学!!」 「ひーちゃん!!」
「や、やあ母さん父さん。き、奇遇だね」
「あ、ママ……だ」
そう、その影の主は、僕の両親だった。どうやらもう1人は、ひーちゃんのお母さんだったらしい。
偶然だな。
「な、何が奇遇よ! 本当心配したんだから」
「そうだよ学。知らない番号から電話がかかってきたと思ったら帰るの一言だ。本当に心配で気が気がじゃなかったんだよ」
「ごめんなさい。母さん父さん」
「学は、大人び過ぎてるわ。もっとお父さんとお母さんと頼って!」
「はい、母さん。本当に心配かけてごめんなさい」
隣でひーちゃんも怒られていた。
ま、まぁ今回は、完全に僕が悪かったな。今回は
そしてその日は、ひーちゃんに別れを告げ家に帰った。
~数日後~
あの迷子の一件から数日がたった。今日は、いよいよ父さんセレクトのDEの本を読もうと思う。
あっ、そういえば父さんの職業が気になったのでこの間聞いてみたところ、Different Energy Laboratory
通称 DELという DEの研究施設の研究員らしい。
そんなことは、どうでも良いのだが。
ではでは、早速読ませていただこう。
ふむふむ………………へぇ〜…………ん?………………あぁ〜
これは、父さん、はかったな。
買ってもらった本に目を通し終わって気づいた、これらの本は、確かに DEに関する本だが全て DELでの研究についてだった。父さん DELのこと贔屓しすぎだろ。
まぁでも DEについて新たな知識を手に入れることはできた。
DELでは、主に DEを誰でも使えるような形にして家電やらなんやらに上手く使えないかを研究しているらしいのだが、そこから自分にもできるような便利な使い方が知れた。
まぁどんな使い方かは、追い追い説明しよう。
それと世の中には、とんでもない強さの DEがあるのが知れた。
僕もまだまだ努力が必要なようだ。
これは、僕の持論なのだが勉強、まぁこの世界だと DEもだがこういったものは、いくらできても良いと思っている。勉強などは、もしかしたら人のためになるかも知れないし、何より自分のためになる。
そのため前世では、勉強には、努力を惜しまなかった。まぁ大体のことは、一回で覚えたのでそこまで苦労はしなかったが。その甲斐もあったのか学校では、一年の冬からは、常にテストの結果は、一位だった。
え?一年の冬までは、何があったかって?そ、それは、まぁ、僕より頭のいいやつがいたということだ。
くそっ、思い出したくないことを思い出した。あの女一体どこに消えたんだか。
おっといけない取り乱してしまった。
話がそれたが色々知識が得られて良かった。
「きゃぁぁぁぁあ!!」
家の前から女の人の悲鳴が聞こえた。
おいおい、何事だ。せっかくの休日に。
減らず口をたたきながらも一応様子を見に行った。
「こ、来ないでぇえぇぇぇえ!」
ガチャ。ドアを開けた。
「どうしたんでes……え?」
「あっ、ま、学来ちゃダメよ!!!」
「かっ、母さん」
玄関を開けると、必死に僕にこっちに来るなと訴える母さんがいた。
そしてその前1mくらいには、猪の形をした怪物……〈感染体〉がいた。
次回……学初戦闘です!!