転生編Ⅳ~始まりの終わり~
今回少し本文短めです。
~前回から3日後~
さぁ! いよいよ2回目の検査だ。
あぁ〜今日まで長かった。最初の検査から3日母のご近所に散々自慢したせいで幼稚園の行き帰りに
近所の人に会うたびに「DE保持者だったのね〜」と毎回毎回言われ、基本的に平穏を望む僕としては、なかなか辛いものだった。
そして今日の検査で僕のDEの雑魚さを知らしめ普通に生きるのだ。
では!! 出陣だ!
~区民会館前~
検査は、この区民会館で行われる。随分と身近な場所でやるもんだな。なんかデカイ研究施設でやるイメージがあったので拍子抜けしてしまった。
「どんだDEだろうね〜 かわいいのだったらいいなぁ〜」
「うん。そうだねでも僕は、カッコいいのがいいかなぁ」
「そうなんだぁ〜」
言葉ちゃんのに適当な返しをしてしまった。今は、そんなことに気を使っている場合ではない。
気を抜いたら終わるだ。
気を引き締めつて検査へと向かった。
「わぁ〜いっぱいだね〜」
「うっ、意外と人が多い」
人の多い場所は、そんなに得意ではない。
想像以上の人の数だな。ざっと数えて300~400位いる。
「じゃあまた後でね〜」
「うん。後でね」
男女で別れているのでそれぞれの列に並んだ。
ほぇ〜検査には、あんな機械使うのか。 そこには、人1人すっぽり入るくらいの円柱の機械があり機械の上の方に文字とアルファベットが表示されている。 その文字を見て機械の隣に座っている検査の人が紙に書き投げている。
えぇとなになに.表示された文字を読み上げた。
炎の獅子ぃ〜?!
そこには、炎の獅子という文字とBというアルファベットが表示されていた。
あぁ〜察した。おそらくあれは、DEの名前と現時点でのランクであろう。どうせ、炎の獅子って書いて
フレイムレオンとかだろどうせ。
「わぁ炎の獅子だってカッコいい〜やったぁ〜!」
うっ、当たってしまった自分がはずかしい。
はぁ僕のDEは、無難な名前であることを祈ろう。
そんなこんなしていると女子列が少し騒がしくなった。
~数分後~
うん〜えぇ〜、長さは、そんなもんで速度はあんなもんでぇ……よし!
完璧だ。よしこれでよほどのことがない限りミスは、ないだろう。
そろそろ自分の番が近い。
そんなこんなしていると女子列が少し騒がしくなった。
「能力名、私のための童話ランク……A!」
「えっ、え、えぇ〜?!」
ん?!なんか少しデジャヴな気がしたがまぁいい。
まさか言葉ちゃんのDEがAランクだったとは。流石に驚いた。
うん〜、ますますどんな能力か私気になります!
「はい次のかた」
「えっ、あ、はい。」
「じぁ少し自分のDE出そうとしてみてください。」
「はーい」
シャッ!ガン!!
「え?!」
やべ! 一瞬で僕の方に視線が集まった。
言葉の能力のこと考えていたら加減を忘れた。急いで鎖を消して新たに加減をして出した。
「あの〜今私の目には、Sと表示された気がするんですけど〜」
検査の係りの人が戸惑いながら僕にいった。
「嫌だなぁーそんなわけ無いじゃないですかーほら見てB、Bって表示されてるじゃなですかー」
「そっ、そうですよね〜ランクSなわけないですよね」
「あたり前じゃないですかー」
ふぅ〜危なかった〜。いや、マジで危なかった。てかなに! 僕のDEてっ十二支の家系並みなの〜。
おい!自称女神よ普通にしろといっただろ。なんでここだけ特殊なの〜。
いやまぁトラブルは、あったがなんとかBランクになることができた。
あっ、ちなみにDE名は、無限の鎖だ。
僕は、DE名とランクBと書かれた紙を握りしめニヤニヤしながら家へ帰った。
多分これからしばらく火曜、木曜は、リアルが忙しくなるので投稿できなくなると思います。
すみません。
えぇ〜そして今回でゲームでいうチュートリアルが終わりました。
なので次回は、新編突入です!!