転生編Ⅲ~能力の覚醒と出会い~
数日も投稿できないですみません。
「これからDE検査(仮)を開始ちゅる!!」
ちゅ、ちゅる!?3歳になり大体の言葉は、話せるようになったがまだ上手く発音できないらしい。
そ、それにしてもちゅ、ちゅるか〜……中々恥ずかしい。
それにしても検査を開始する!! と言ったはいいがどう検査したものか。普通は、特別な検査器を使うのだがここにそんな物があるはずなく、ん〜〜………まずは、色々試しているか。
「ふう〜ーはぁ!!」
試しに力を出そうしたが無理だった。
「ふっ!」 「はぁ!」 「ほっ!」 「出ろ〜〜」
うん〜中々でないもんだ。よし! もういっそあの呪文を唱えるしかないか。
「黒より黒く闇よりkr&@!?#&@」
ちっ、いいとこで噛んだ。では、改めてもう一度。
「黒yrん?」
母がこっちに向かって来る。
「もぉ〜お庭であまりうるさくしちゃダメよ〜。それにもうお昼ご飯よ〜戻ってらっしゃい」
「はぁ〜い」
すごく優しい口調で言われたので逆らえなかった。
はぁ、昼を食べてから再挑戦だ。こうもっと簡単に使えない物だろうか。
なんかこう〜さぁ〜鎖的な物がジャラァ〜〜とでてこないものか。
ジャラジャラ
「ん?え〜〜!!!」
「どうしたの学?」
「え?あ、なんでもないよ〜」
ふぅ〜危なかった。な、なにがあったんだ。突然自分の右手の袖口から1mくらい鉄製と思われるの鎖がでてきた。
すぐに消えたからいいものの母に見つかっていたら実に不味かった。僕が言うのもなんだが僕の両親、特に母は、僕を溺愛している。俗に言う親バカというやつだ。
なので僕がDEを使えるようになったともなればすぐさま近隣の方々に言いふらすだろう。それは、なんとしてでも避けなければならない。
何故なら、僕の平穏を保つためだ。なんとしてでも検査本番まで知られてはならない。
まぁ何にせよ昼ご飯食べた後再挑戦だ!!
~お昼ご飯後~
さぁ再挑戦だ!!
とっとと昼ご飯を済ませた僕は、すぐに庭に出た。
さっき出た時の感覚を確かに覚えている。自慢じゃないが僕は、前世から記憶がとても良い。
基本一度見たものや掴んだ感覚は、忘れたことがない。
おそらく出ろなどのアバウトなイメージではなく、鎖が出るなどの具体的なイメージが必要なのだろう。
ん〜〜よし!
僕は、自分の両手の袖口から1m2m程度鎖が出るイメージをした。
ジャラジャラガン!!
おぉ〜! しっかり鎖が袖口から出た。なんか不思議な感覚だ。よし、今度は、速度の指定をしてみよう!
シャン! ガン!!
おっ、あぶね! 結構なスピード出るな。速度に関しては、要注意だな。もっと色々試してみよう。
試した結果がこんな感じだ。
~僕のDEについて~
・イメージは、最低鎖が出る場所を規定すれば出るが長さ、射出速度は、ランダムになる。
・長さは、最長で約10m程度一瞬で出せるのは、せいぜい4,5m。
・射出速度は、イメージでいくらでも早くなる。たが速くなればなるほどコントロールが難しくなる。
・出した鎖は、自在に操れる。
う〜んまだ大して強い能力では、ないな。まだまだ分からないことも多いが。それに他のDEを見たことがないのでなんともいえない。
ちなみに人の成長に合わせてDEも成長する。あと使った回数や複雑なことをすればするほど成長する。
これからも定期的にDEの成長成長を調べるとしよう。
まぁ検査に向けて大体は、調べること出来た。これでとりあえずは安心だ。
~約2カ月後~
さぁ今日は、いよいよ幼稚園に入園だ。いつもとは、違うピシッとした服を着ている。意外と楽しみだ。
「あ、学くんおはよう〜。いよいよ入園だね〜」
「おはよう。言葉ちゃん。」
今挨拶を交わした子は、隣に住んでいる文月 言葉だ。
なんか、ふわぁ〜としていてご○うさで言うとチマメのメにあたる子みたいだ。
何というか、この歳でこれを言うのもおかしい気がするが将来、美人になりそうだ。
~数分後~
言葉ちゃんとたわいもない話をしながら歩いた。親たちは〜まぁなんか話してた。
まぁそんでもって何だかんだで幼稚園についた。
「お〜」
「幼稚園おっきいね〜」
「うん。それに意外と綺麗だ」
幼稚園は、白くてなんか新しそうな建物だった。
「この幼稚園は、2年前に建った新しい幼稚園なのよ」
「へ〜〜」
どうりで。そりゃ2年じゃそんな汚いはずはないわな。
それから入園式を行い。幼稚園でよくある花の名前で分けられたクラスに分かれて行った。
「は〜いじゃあこれからみんなに自己紹介をしてもらいま〜す」
「は〜い!」
わざとらしく言う先生に自己紹介といわれ、幼稚園児らしい元気なあいさつをした。
「じゃあ〜最初に阿部くん自己紹介してみよっか」
「は〜い先生!」
僕の名前は、と自己紹介をはじめた。
おそらくあいうえお順だから小林の次あたりで呼ばれるだろう。
「はい、よく出来ました〜じゃあ次小林くん頑張ってみよっか」
ほ〜ら案の定小林だ。さぁ次だ心の準備をしておこう。
「はい、じゃあ次小堀さん」
こ、小堀ときたか。まぁいい次だ次。
「じゃあ〜次小宮さん」
な?! こ、こ、小宮だと〜! つ、次だ次。
「はい、次〜小村くん」
な、なにーー?!
その後も小森、小山、コローネ、近藤と続いていった。こがこんなに居るなんてもはや奇跡だろ。
流石にコローネさんと呼ばれたときは、驚いた。まさか外人がいるなんて。
「はい、じゃあ〜次佐藤くん」
「ふぇ?」
急に呼ばれたのでなんとも間抜けな返事をしてしまった。
「佐藤くん?」
「は、はい! さ、佐藤 学 3歳 しゅ、趣味は読書であります。」
凄い早口でしかも語尾がおかしくなった。
「あ、あははぁ〜あ、ありがとうね。じゃ、次〜」
くそ〜〜! 初っ端からしくじった。なんだよ、なんでなんだよ〜
だってさぁ絶対この人くると思うじゃん。あの〜こん〜こん〜あれ? 近藤の次行いないだと!
す、少し考えればわかったじゃないか。どぉ〜した佐藤 学頭の中だけ18歳!!
まぁいい。本番は、ここからだ!
~数分後~
3歳の小さい子供が男女それぞれ別に1列で並んでいる。
へぇ、検査って意外と簡単なんだな。そこには、次々と特殊な黒色のテカテカした石、後から聞くと
異界石と言うらしいその石に手を置いていく。異界石は、DE保持者が触れると光るそうだ。普通の人が触れても何も起こらない。
自分の番がそろそろだなと思っていたら女子の列が少し騒がしくなった。
「え、え、え〜」
「園長先生やりました! ついにうちの園からもDE保持者がでましたよ!」
そこには、綺麗な青色に光る異界石に手を置き、すごくフワッとした感じで驚いている言葉ちゃんと喜ぶ先生がいた。
おぉ〜まさか言葉ちゃんまでDE保持者だったとわ。どんな能力か気になるな。能力は、自分の深層心理にあるものや望んでいるものが具現化すると言われている。ん〜それにしても気になる。今まで自分以外のDE保持者を見たことなかったからな。ほんと誰か教えてくれないかなぁ〜。私気になります!!
そんなこんなしていたら自分の番がきた。
僕が異界石に手を置くとピカァと綺麗な青色に光った。
「おぉ〜園長先生2人目ですよふ、た、り、め」
担当の先生が鼻息を荒げている。
ここまでは、わかっていた。次が本番だ!
最近本当にリアルが忙しく
明日も多分投稿出来ません。
次回……言葉のDEがわかります