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転生しました。しかし、水でした。  作者: 狂乱さん
異世界転生編
4/21

氷結…………怒り、そして神からの干渉

どうやらここは魔物、獣人、魔人、竜人、人が存在する異世界のようだ、しかし、俺はそのうちのどれでも無いらしい。


そもそも神水とは、長い年月をかけて変化して、鉱石を触媒として、何かをコーティングや作り変える力を持つ不思議な液体らしい。


あのドラゴンが族長さんに話しをしたら、ここについて来てくれたらしい、そして、この世界の事を教えてくれた。


俺は"クトゥルフ"、あいつは"クトゥグア"の名前をもらった、何故邪神の名前なのかは突っ込みたいけどやめておいた。


族長曰く、これは魔物の英雄と呼ばれる者の名前で、素質ある者以外はつけてはならぬ掟があるらしい。


嬉しいけど微妙だな…………


そしてこの姿のまま、4年が過ぎた、そんなある日


「神水を見つけたぞーーー」


なんだなんだ?


「やったぞ!これで俺たちはこれで救われる!これさえあれば、俺たちの町をいくらでも繁栄させられる!」


なんか凄い欲が分かるな


「この水を売れば俺は億万長者に…………フハハハハハハ」


はいはいそこ、丸聞こえですよ


「この瓶に入れてや・・・はぁ!?なんで瓶から逃げれんの!?クソが!これじゃ売れねえだろう!」


やらせるかよ


「なら凍らせてやる!おい!こっち来い!」


はい?


「おうよ!ただ、神水はかなり凍りにくい、だから本気で魔法を撃つぞ!」


おいちょっと待て、避けれる自信無いぞ!ならば!


俺は水で出来た龍を作って咆哮で威嚇をした


「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォス!」


「んなもん構うか!喰らいやがれ!吹雪ブリザード!」


「オラァ!絶対零度コキュートス!」


そして結果的には食らい切れず、キャパシティオーバーにより、俺は凍らされた


「やったぞ!これで回収出来る!」


「大丈夫か!クトゥルフ!」


あのドラゴン…………あの姿…………あの声はクトゥグアか!


「チッ!ドラゴンか!一旦逃げるぞ!」


そしてあの野郎共は逃げていった


クソ!溶けろ!と言うか動け!凍らされるだけでなんでここまで勝手が違うんだ!


「待ってろ!クトゥルフ!精霊憑依!イフリート!」


あいつの全身が炎に包まれ、俺に向かって熱線が出た、しかし俺の氷は溶けなかった…………


「クソ!これでどうだ!」


熱線の熱量が増えた…………しかし溶けない、おそらくはほとんどの効果を無効化しているのか、俺自身が!なんでだよ!これでは!フザケルナ!俺ノ研究ヲ!俺ノ友ヲ奪ッテイキヤガッタ!砕ケロ!砕ケロ!砕ケロ!砕ケロ!!!


《個体スキルの開放条件が揃いました。進化を開始します、状態異常の解除を開始…………成功しました、続いて、個体スキルの開放…………成功しました、個体名:クトゥルフは個体スキル:水神之怒クトゥルフを開放しました。次に進化先を提示します、選択してください》


《ウォータードラゴンorクリスタルブリザードドラゴンor水人or氷人》


どうやら人か竜かの選択肢が与えられたようだ、しかし体の決まったドラゴンや氷などは論外だ、ならば


《承認しました、神水を進化…………成功しました、個体名:クトゥルフは水人に進化を成こ・・・神からの干渉を確認、個体名:クトゥルフは水神へと進化を成功させました。》


はい?



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