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トリスの日記帳。  作者: 春生まれの秋。
そのとき、それから
95/151

2、そのとき~アリ君の場合 1~

短いです。


2、そのとき〜アリ君の場合 2〜







「着きましたよ〜。」



 ミールック便の運転手は、乗客を下ろしながら、料金の請求をする。


 彼は、ジャラリと金貨を渡した。


 眼前には、神々しいまでの立派な神社が見える。


 彼は、歩くのももどかしい、と、走りながら、波居る参拝客を押し退け、形振り構わずお社の扉に近づいた。



 瞬間、


 パアアアアッ


と、目映い光が辺りを照らした。


そして、お社の扉が開き、彼は光の中へと、吸い込まれていった。



一瞬ざわつく境内。

だが、そこに、


『信者の皆さん、ご安心ください。彼は私の客人です。皆さんへの加護は保証します。』



 境内にいる人々の心に、スサノオ神の声が響く。



「なんだ。スサノオ様の関係者かい。スサノオ様の敵ではないんだねぇ。」



「びっくりしたなぁ。スサノオ様の声が聞こえるなんて、ありがてぇ話じゃねぇか!」




 参拝客の方々は、今の一幕に、不快感どころか、信仰心を深めた様である。







 さて。

 『彼』こと、アリス・トートスを招き入れたスサノオ神に。



 アリ君は、


「トリスにどうしても言わなくてはいけない事がある。ここに、彼女は来ていないか?」



と捲し立てた。



 スサノオ君は、



「落ち着いてください。アリさん。確かに、ここに、彼女は居ますよ。着いてきてください。」




 頗る落ち着いた態度で、座敷に彼を上げた。







明日も更新します。

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