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反転

作者: 秋田友

僕は何故だか知っていた。

自分に終わりが来ることを。

欲に塗れた煩悩で、

強い気持ちを蹴落として、

不相応な席に居る、

そんな僕が終わる時。


残る選択は一つだけ。

最期に対する異議はない。

僕はすべてを受け入れよう。


(きた)る変化は一瞬で、

僕を闇から引き上げた。

感覚全てが明転し、

僕は一歩を踏み出した。


「居なくならないで欲しい」なんて、

誰もくれなかったもの。

どうしてあなたは簡単に、

僕を満たしてくれるのか。


僕の居場所は定まった。

僕の価値も定まった。

あなたがあの時居なければ、

僕の終わりはそこにあった。


ありがとう、僕を救ってくれて。

ありがとう、僕を必要としてくれて。

ありがとう、隣に居てくれて。

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