表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

#06 怪しい噂

山吹隼人(18)兵庫AL高校。地元は札幌。

      広島カメレオンズのドラ1で投手。

      3年の春甲子園準優勝。

      夏は大阪予選決勝で敗退。

      

後半戦のキーマンです。



ではプレイボール!!

2月16日


キャンプ最終クールに突入した。

だが南弥生は突然上司の柏木から帰宅を言い渡され本社に戻っていた。


「キャンプ、どうだった?」

「楽しかったですよ。昔の知り合いにも会えましたし」

「知り合い?」

「ドラ1の子、昔家近かったってだけなんですけどね」

「ほう。札幌出身だったのか?」

「はい」

「そういえば広島のドラ1も元札幌じゃなかったか?」

「そうですよ。山吹隼人やまぶきはやとも中学までは札幌にいましたけど高校は推薦で兵庫の強豪校・AL高校に行きましたけど…」

「中々の取材力だ」

「いえいえ…(まさかここも知り合いだとは言えない)」

「その取材力があれば、ここを出てもやっていけるな」

「え?な、何を言ってるんですか、班長!」

「いや、ちょっとな、怪しい噂を耳にしてな」

「なんです?」

「ここじゃさすがに話せない事なんだが…」


柏木は時計を見る。



時刻は11:30



メシでも行くか、久しぶりに」

「本当ですか!」

「こんなことで嘘言っても仕方ないだろ?心配すんな、俺の奢りだ」

「ゴチです!」


柏木と弥生は普段柏木が通っているという居酒屋に行った。

柏木は個室を頼む。

まだ肌寒かったので暖かい二人でつつけるような鍋焼きうどんを頼んだ。


「で、怪しい噂ってなんです?班長」

「実は『文京ジャイアント』という球団を解体するかもしれん…という噂が上の方で出ている」

「なっ…!ど、どうしてそんな事に……!?」

「何でも引退した大物選手が裏で何かヤバい事に手を染めてるとか、染めてないとかが関係しているらしい」

「そんなの文京に何の影響がありますか?」

「現役選手をも巻き込まれているかもしれない」

「……」

「まあまだ噂の段階で判断は出来ない訳だが」


そんな事を話している内に鍋焼きうどんがきた。

その美味しさは絶品だったが、弥生の受けたショックというような何とも言えない気持ちが心の奥底に残ったのだった。




色々な名前がこれからも続々出てきますよ。

覚えていくの大変ですが関連性が高い人達しか基本出してないので大丈夫かと思います、多分…。





では次回までゲームセット!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ