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#04 地獄のキャンプ

文京ジャイアント

棗監督(55)5年連続シーズン1位と日本一を成し遂げている化物監督。

篠原キャプテン(39)四番捕手。

友澤真(28)主力選手。五番ライト。

相模要人(18)ドラ1の高校生。サードで大砲候補のルーキー。


2月1日

キャンプ初日


AM9:30


いよいよ文京ジャイアントのキャンプがスタートした。

まずは各自、ストレッチから入念にする。

ストレッチはしっかりしておかないと怪我に繋がってしまう。だから時間をかけて行う。


AM10:00


入念なストレッチの後は、軽いランニングだ。

球場を5周ゆっくりペースで走る。

その後はダッシュ10本×5をする。


AM11:30


お昼休憩

ここで初めて弥生達、記者が選手や監督達に取材出来た。

記者達はすぐに棗監督や主力のスター選手の元へ話を聞きに行く。弥生は主力選手や監督は後で落ち着いてから聞きに行くことを決め、最初の取材相手にドラフト1位の相模要人に決めた。

もう10年も会っていない7歳年下の少年。

久しぶりに見た顔は幼くも逞しさが混じり合う男の子の顔つきになっていた。


「ドラフト1位の相模要人選手ですよね?」


要人は自分に取材がくるとは思っていなかったのか驚いた。

相手は20代中盤くらいの女性記者だった。


「…はい、そうですけど…」

「私、文京新聞社に勤めています専属記者の南弥生と申します」

「南…弥生……(何処かで聞いたことあるような…)」


要人の脳裏に浮かび上がる過去の記憶。

懐かしい光景が浮かび上がった。


「あ、弥生ちゃん…!」

「思い出してくれたね、要人君」

「どうして…」

「私もさ、あれから色々あって東京に引っ越したの」

「そっか…」

「まさか要人君がドラ1で文京に入団するまでになるなんて思わなかったけど」

「それは…」

「でもおめでとう。素直に嬉しいよ。小さい頃から一緒に応援していた球団だもんね」

「うん。でも隼人とは別れたけどな…」

「それは、仕方ないよ。ドラフトのルール上、そうなるのは分かっていた事だし」

「…だな」

 

その時、主力であるスター選手の友澤真(28)がこっちに気付いた。


「あれ、南さんじゃないですか?珍しいですね、新人の取材ですか?」

「皆さん忙しいですから」

「相模、挨拶したか?」

「あ、いいんです!知らない仲じゃないので」

「へえ…知り合いでしたか。それは野暮な事をした」

「そういう関係ではないですから」

「えっと何て言えばいいのか…ねえ」

「え?!あ、えっと、近所の野球好きお姉さんです!」

「な、何かその言い方語弊があるような…」

「そう?」

「プッアッハハハ……分かった分かった、中々良い関係だという事はな」


弥生と要人は二人して照れた。

それから友澤と要人はお昼を取りに食堂へいった。

弥生達、記者達は持参した弁当やパンなどを食べ腹ごしらえをしたのだった。

そしてますますハードになっていく午後の練習が始まろうとしていた。


PM12:30


A:一軍二軍で体幹トレーニング

B:新人恒例の鬼の階段登り下り10往復


PM14:00


A:キャッチボール

 投手はブルペン投球

 野手は守備練習&ノック


PM15:30


B:体幹トレーニング


PM17:00


A:投手は守備練習

 野手は打撃練習

B:キャッチボール

 投手は守備練習

 野手は守備練習


PM18:30


B:投手はブルペン

 野手は打撃練習




とこれが初日から3日間のキャンプのメニューになる。

ルーキー達は慣れない練習に四苦八苦し、かなり疲れがみえる。

高校や大学でやる練習と、プロの練習では練習量が段違いだということに薄々ながら気付いたのかもしれない。

そして20時を回った頃にようやくキャンプ初日が終わったのだった。



前書きは自己紹介です。

今回出てきた選手達の能力などはまあ書きながら決めていきます。たまにチート級が何人か出てくるかもしれませんが。

そこはほらフィクションとして楽しんでください。

現実は物語以上にチートしてる選手もたくさんいますしね?


ではまた次回まで、ゲームセット!!


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