それでもお前らスライムとオークか!
登場人物
勇者:魔王を倒すために人を集めて今日も修行。本当は酒好きだが必死に押し堪えてる。
スライム:スライム。某RPGのスライムとは一味違うスライム。
オーク:寡黙らしい。
最近二つ目の村の近くにモンスターが出ると聞いた勇者。
早速討伐へ向かう。
スライムを発見。
ス「テケリッリ!」
よく見れば体内に何かを取り込んで居るようだ。
勇「……あれは……靴?女の子の、赤い靴……」
勇者は一気に想像してしまう。
それはスライムが女の子を襲い、その養分も吸い取り、溶かしきれない靴だけを残してしまっているという残酷な想像。
きっと彼女は生きたままとかされたに違いない。それは苦痛を伴うものだったに違いない。
勇「う、うわああああ!き、貴様!よ、よくもおおお!!」
何度もスライムの体に割れた酒瓶を突き立てるがダメージが通らない。
その叫び声を聞きつけオークがやってくる。
オ「……」
勇「己!お前も共犯か!」
オ「……」
勇「くっそ!やはり化け物に言葉など!」
オ「オークはおーく(多く)を語らない。ぷーくすくす!ゲラゲラゲラ!」
オーク以外の者は思わずその場が凍りつく。思わず冷静になった勇者。
スライム「……」
勇者「固まってる」
あまりのつまらなさにスライムの体が凝固してしまっている。
勇「えっと、一応、村娘の仇!」
酒瓶でスライムを粉々にし、一人で爆笑し、地面を転がりまわるオークを無言で殴り倒した。
勇者は経験値25と30ゴールド手に入れた。靴に擬態したスライムの一部を手に入れた。
勇「オークとスライムの所為でおーくを語れない」
靴に擬態したスライムの一部:村娘の靴っぽいアイテム。村人を怒らせおびき寄せるための疑似餌。靴として使える。ひんやりして気持ちいいので夏場人気のアイテム。
勇「今日は自棄酒かな」
今回の登場人物?の設定。
スライム:疑似餌を使う等、手口はこすいが物理無効なのでそれなりに強い。その場の空気で高度が変わる。
オーク:巨体で普段は寡黙。オークはおーくを語らないという持ちネタで周りのモンスターの気が立っている。オーク同士は大爆笑するらしい。あんまり賢くないので戦闘中でも使う。