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舞踏会へ・・・
馬車が進む先には、立派な豪邸。
・・・こんな状況になってからじゃなきゃ、素直に感動しただろうね。今の私は純粋な女の子じゃない。復讐を決意した復讐者だ。
他の馬車を見る。皆、豪奢な馬車に立派な馬が繋がれていた。
少し、窮屈そうだなぁ。馬を見ながらそう思う。
いっそ、馬を馬車から外してしまおうか。
思い浮かんだイタズラに笑みが零れた。実際には出来ないだろうが、想像だけでも楽しい。貴族が慌てふためく・・・そんな光景をみたいものだ。
ダンスホールには仮面を着けた人々が犇めいていた。この中に私の資金源はいるだろうか。資金源じゃなくても、役に立ちそうなものが欲しい。
それにしても、豪華な料理だ。資金源を探しつつ、料理を堪能する。ローストビーフにかぶりつきながら、見つけた人は成金男爵と呼ばれる五十近い男性。
まずは、この人だ。




