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二日目 いけいけ!代行屋
『スキル』
それは、特別な力という訳でもなく、冒険者ならひとつは持っていても不思議ではない、人間のできる技を超越した能力を指す。
産まれた時から発現しているわけではなく、後からスキルを取り付けをするというのが一般的な手法だ。
「まぁた、やっちゃったよ…」
ラモットはその場に立ち尽くしていた
さきほどまでの景色とは明らかに違った形の建造物、それを尻目にブルブルと震える牛が一頭。
無論、この状況を作ったのはラモットであるが、これは問い詰められればいくらでも言い訳のきく問題であった。
周りに居るのは牛一頭に人間が二人、それも、牛は人間の言葉をしゃべらないからチクられる可能性があるとすればそれは一人。
この頼りない男___タバンである。
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サブタイトルと本編全く関連性ない (笑)