第七話~幼馴染と進路~
ケイマはもうすぐ中央に行く。
ケイマは凄くたくさん魔法力を持ってるから中央で勉強するのだ。
所謂エリートコースって奴だけど俺は心配。
だってケイマは凄く素直で可愛いんだよ!?
中央にはきっと変態も多いと思うし、攫われたりするんじゃないかって不安なんだよな。
「リース、僕必ず国家魔法師になってみせるよ」
「うん…。気をつけるんだぞ。ケイマ可愛いから変態に襲われないようにするんだ!あと、これ持ってって」
「…?これ、何?薬?」
「薬師のおばばに習って作った。傷薬と風邪薬と辛子爆弾」
「辛子爆弾…?どうするの?」
「変態に襲われたらこれぶつけるんだ。そしたら怯むからその間に一番強力な魔法使ってやっつけるんだぞ。変態には容赦しちゃいけないんだ」
変態はやっつけても罪には問われないはずだ。
ケイマもルーナも可愛いから本当に俺は苦労が絶えないよ。
「ありがとう、リース。僕頑張るよ。誰もが認めるいい男になって帰るから、そしたら結婚してね」
「…?…??…!!?え!?えぇ!?けけけ結婚!?誰と誰が!?」
「僕とリースだよ、決まってるでしょ」
「決まってるの!?だって、だって、ケイマはフィリアンやシズーラやカナレにちゅーしたって、おばば言ってたのに!」
「(ちっ、おばば、余計なことを)したんじゃないよ、されたの。大分違うでしょ?僕が結婚したいのもちゅーしたいのも全部リースだけだよ。だから僕が帰ってくるまで浮気しないでね」
「浮気!?俺の意思は!?いや、別にケイマと結婚するのが嫌なわけじゃないけど、嫌じゃないけどだからって、いやでも、そんな…」
俺男だし!身体はどうあれ少なくとも心は!
大体俺がケイマくらいハイスペックだったらこんな何の特徴もない地味平凡選ばないぞ!?
能力もない、顔は平凡、性格だって地味だし、趣味は家事と薬作りだし、どこをどうしたら俺を選ぶんだ?
フィリアンはゴージャス美人になりそうだし、シズーラは清楚な美人になりそうだし、カナレは元気な美少女になると思うのに…。その3人差し置いて俺!?
「忘れないでね、リースは僕のお嫁さんになるんだから」
ふわり、舞うように優雅な仕草で頬に口付けて、茫然とした後あまりのことにショックで失神してしまった俺を置いて、ケイマは中央に行ってしまった。
………まぁ、あれだ、その時が来たら考えよう、うん。そうしよう。
だけど、もしも本当にケイマが帰ってきたとき、もう一度プロポーズされたら…受けるかもしれない。
だって俺に求婚するような物好き、多分世界に一人だろうから。
最初書いてたのと方向が大分ずれました。
PCがフリーズして文章消えたんですよ!
これよりずっと長く書いたのに…。
登場から二話で退場したケイマですがまたそのうち必ず出ます。
と、いうかこの子たちいくつだ…?(自分で書いといて)