第一話~始まりの日~
階段で転んで頭を打って死亡した、間抜けな会社員・宮田和弘はふと目を覚ました。
…あれ、これ、おかしいよな。おかしいよね?
何で死んだはずなのに俺起きてるんだ?あと、なんだろうこの何とも言えない空間は…。
液体に浸かってるはずなのに苦しくないし温かくて落ち着く。
少し離れた所から音が聞こえるけど、これは…唄、か?
とても優しい声の唄が聞こえる。
どこかくすぐったいような。とても幸せに満ちた声。
なんか俺まで幸せになれそうだな…。
…眠…、よく分らんけど取り合えず寝よう…。
俺は子守唄に似たその声を聞きながら、再び眠りについた。
そして、息苦しさで思わず目を覚ませば、そこには金色に輝く髪とサファイアの様な瞳の美人さんが俺の顔を覗き込んでいました。
…さっきからあんぎゃーとかおんぎゃーとか言ってるのって…ひょっとして…俺?
視界に入る小さな手足も…俺?
え?えええ?
「α@θγφ♪♡▼◇」
美人さんが喋る。でもその言葉は俺が聞いたことのないもので。
とりあえず…美人さんが凄く綺麗に微笑んでるので…なんかもう、どうでもいいや…。
…現実逃避と言いたきゃ言え!
転生物は多いので被らないようにしたいのですが被ってたらすいません。
全部の転生物読んでるわけじゃないので…。