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第27話

今回は新が買い物に行った裏で残された3人娘の行動になります

新が抜けた後三人はゴブリンや動物系モンスター等フィールドモブを倒し周ってレベル上げに勤しんでいた。


美雪が敵のターゲットを取り露理が顔や爪先、関節等の急所を狙い撃ち怯ませ日和が魔法でトドメを刺す形で連携し複数対相手でも安定しして戦っている。


「お、上がった上がった。アタシ11Lvになったよ~、二人は今いくつ?このゲーム貢献度で獲得EXP変わるんでしょ?」

「そうそう戦闘だったりクエストのクリアに貢献した度合いによってもらえる量変わるんだって、私は今8LvでもうちょっとでEXPバー貯まるからたぶん二回戦ったら9になると思う」

「わたしは~矢の消費を抑えながらなのでぇ、まだ7Lvですね~。EXPバーも半分ほどなのでもうちょっとかかりそうです~」


前衛で敵からのターゲットを取ってタンクもしながら倒してる美雪が一番高く次にMP切れはあるが休憩するかレベルアップで回復する日和、矢の数に制限が攻撃機会が少なかった露理の順に貢献度が割り振られレベルもその差を表した


「皆が10Lv越えたらエリアボスに行ってみようって話だったけどお兄ちゃんもいないし今日はお預けだね」

「もっと矢を買ってくればよかったわ~、二人ともごめんなさいねぇ」

「ゲームシステムの事なんだから気にすんなって、露理だけじゃなくて日和だってまだまだかかりそうなんだし。それにボス残しとけば次の楽しみができるだろ!」


マコモ達の話を聞き改めて自分の理想像を決めレベルも楽しく遊んで居るが女三人寄れば姦しいとは言ったもので話は二転三転しゲーム以外の事にまで広がっていく


「ところで新兄ちゃんのオヤツって何かな?アタシ甘いのも好きだけど去年の年末に出た歌番組の時に持ってきてくれたホットドッグがまた食べたいなって思ってたんだよね!二人も何かない?好きな新兄ちゃんのオヤツ」


そう言われ二人も頭の中に色々浮かべどれがいいかと考え出した。


「わたしは~去年の夏フェスで食べたゼリーがまた欲しいかなぁ、私が食べたのは~アセロラだったから酸っぱいけどさっぱりしてて冷えてておいしかったのよね~」

「私は何がいいかなぁ………フレンチトーストは朝ごはんだし、ホットケーキはバニラアイス欲しくなるから外だと微妙だし………あ、プリンだ、カスタード濃いめのタマゴプリンがいい」


ワイワイガヤガヤと話結局は皆で順番にリクエストしてみようとなり一旦オヤツの話題が落ち着くと次はアイドルとしての自分達のスケジュールに移る


「二人ともゲームやオヤツも良いけど土曜日のレッスンから再来週いっぱいはフェスだって忘れてないよね?」

「当たり前だろ、今年は絶対1位取ろうって去年三人で誓ったんだから忘れる訳ないだろ」

「去年は~20組中4位でぇ、上位とは言えノミネート逃しましたからね~。今年は最低でも3位以内が目標ですよぉ。なにしろ私たちの目標は~史上初の夏フェス連覇なんだからぁ」


三人が参加するフェスは結成五年目までの新人しか出れないルールで三日間のステージと最終日の結果発表の計四日間行われる。そして三日間の来場者の投票による明確な順位付けがあり、この順位によって最終日メインアリーナの舞台で行われる結果発表の後にあるアンコールができるのが5位まで、その上歌える曲の数も順位によって変わるなかなかシビアな物なのだ。


当然活動歴が長い方が固定ファンも多く投票も有利であるため参加するのは四年目や五年目のグループや人が多くそんな中活動二年目で去年4位に付けた3人は十分快挙でありまた追っかけでもない所謂オタクではない一般層にヒルメルの知名度を獲得したのもこのフェスのおかげであるが三人はこの結果に満足せずノミネートどころか1位を狙っているのである。


「土曜日にレッスン、日曜日にゲーム運営と打ち合わせ、月・火曜日はリハーサルしたら水曜日のゲーム内ライブ。その後はフェスに向けて毎日ダンスと歌のレッスン。今年こそラストアンコールは私達のものだ、オーーーー!」

「「オーーーー!」」


「でもとりあえず今はゲームで遊ぶの最優先‼」

「だよね~、わたしももっと遊ぶー」


そう言いリポップしたイノシシに向け突撃する3人娘のレベル上げは美雪がごはんに呼ばれるまで続き数多の動物とゴブリンが経験値の犠牲となったおかげで3人とも10Lvを超えたのだった。


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