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第21話

掲示板での呼び方を奇術師さん→部長さんに変更しました

一夜あけ午前9時、今日も今日とてやってきましたSECOTの世界。昨日調べてざっくりと小アルカナの意味を知ったので現実とどこまで同じかはわからないがどのカードに何のマークが付いているのか詳しく見るため椅子と机が欲しいと思いテムジンさんの店へ向かう。


お店に着いてそもそも何のカードが何枚あるのかの確認をはじめた。


「テムジンさんは居ないか。奥のテーブル借りよ…………えっと、大アルカナが0~21の全部4枚づつそれぞれ別の小アルカナが描かれて(一束が初期装備だから山札?デッキ?まぁデッキが分かりやすいか)1デッキは88枚なんだろう。問題は小アルカナの杖・杯・剣・五芒星のそれぞれに14種の意味のある記号があることと同じカードでも違う記号が描かれてることだよなぁ」


前に言った様に小アルカナには杖・杯・剣・五芒星の4種ありそれぞれに2~10、学生(ペイジ)、ナイト、ジャック、クイーン、キング、エースの14種で構成されている。そしてゲームでも同じかはわからないが杖には火、杯には水、剣には風、五芒星には地と属性があるらしくおそらくこっちが本命なんじゃないかと思っている。


「う~ん…………一つの大アルカナを4枚全部同じ小アルカナにしていいのかとかデッキの上限枚数も下限枚数も何も知らないから正直今のままじゃどうやってデッキ弄っていいのかもわからないんだよな。一旦綺麗に並べたしメモにでも残しとこ」


そう思い今持っているカードを全て書き出してみた。


No.0愚者

杖・A(エース) 杯・9 剣・(ジャック) 五芒星・3


No.1魔術師

杖・4 杯・10 剣・7 五芒星・2 


No.2女教皇

杖・A  杯・5  剣・8  五芒星・Q(クイーン)


No.3女帝

杖・A 杯・P(ペイジ) 剣・(キング) 五芒星・6


No.4皇帝

杖・J 杯・J 剣・J 五芒星・J


No.5教皇

杖・2 杯・3 剣・4 五芒星・5


NO.6恋人

杖・10 杯・Q 剣・3 五芒星・10


No.7戦車

杖・6 杯・6 剣・6 五芒星・6


No.8力

杖・5 杯・7 剣・9 五芒星・P


No.9隠者

杖・A 杯・J 剣・Q 五芒星・K


No.10運命の輪

杖・P 杯・7 剣・6 五芒星・9


No.11正義

杖・2 杯・7 剣・5 五芒星・10


No.12吊るされた男

杖・8 杯・5 剣・7 五芒星・3


No.13死神

杖・5 杯・7 剣・10 五芒星・2


No.14節制

杖・A 杯・2 剣・6 五芒星・10


No.15悪魔

杖・7 杯・2 剣・5 五芒星・8


No.16塔

杖・Q 杯・K  剣・Q 五芒星・K


No.17星

杖・P 杯・A 剣・8 五芒星・9


No.18月

杖・6 杯・6 剣・6 五芒星・2


No.19太陽

杖・A 杯・4 剣・8 五芒星・9


No.20審判

杖・9 杯・9 剣・9 五芒星・9


No.21世界

杖・A 杯・6 剣・5 五芒星・10



「ところどころ同じ数字が並んでるのもあるけどやっぱり特に法則とかはみえないな。まぁ、最初のカードしか持ってない上に何の情報も教えてくれる人もいないし仕方ないか」


カードの確認も終わり片づけてホルスターにしまっているとテーブルの対面に誰かが座り話しかけてきた。


「君が新しくこの素晴らしきカードの世界に舞い降りた子猫ちゃんだね?」

「あのどちr」

「あぁ、聞かなくてもわかるさ、どうしてって?何故なら俺は悩める心を聞きつけたんだから。カードについて何もわからなくて困っているのだろう。それを教える為にはるばるハリスから掲示板の目撃情報を追ってここまで来たのだから。まずはお近づきの印にフレンド登録しようか」


そこに居たのはピアス・ネックレス・バングル・指輪すべてシルバーアクセサリーで学ランの様な赤いジャケットを肩から掛けている左右に髪を尖らせた見た目小学生だった。

こちらの話も聞いてもらえずどうしたものかと悩んでいたらカウンターに居た人が立ち上がり俺の対面に座った変人の後ろまで来ると唐突に大上段まで綺麗に足を上げ脳天へかかと落としを見舞った。


「~~~~~、どこのどいつだ?キングオブマスターデュエルタイキ様がかわいい幼女をやさし~く手籠めにしてあわよくばリアルで会おうと言う計画を邪魔し腐ったのは!?」


そこに居たのは昨日俺に絶望的な情報をくれた怪しい燕尾服マスカレイドで見た目小学生と知り合いなのか気安い感じで俺を放置し話し始めた


「タイキよく見ろ、明らかにこの娘リアルアバなら中学生だろ。手を出したらマズイよ犯罪になっちゃう。俺このゲームでまだ遊びたいし変な不祥事でサ終とか勘弁だから。それに金欠ちゃんにももしもの時はって言われてるし」

「うるさい部長。ロリだからいいんだろ!大学生の内にギリギリ許されそうなライン攻めなきゃ!今しかロリは楽しめないんだ!!」


突然キモい事を叫んで燕尾服さんに訴えかけた。それを聞いた俺は割と本気で通報しようとしたら燕尾服さんから待ったがかかった。


「ごめんキモいのはわかるけどちょっと待って。一回沈めて落ち着かせるから。そんでお詫びじゃないけどしっかりカードのレクチャーさせるから。こんなでもカード使い系唯一のOJ(オンリージョブ)に就いてるデュエラーの最高位プレイヤーなんだ」


そう言い正座と説教で20分程絞られ落ち着いたのか懲りたのか至って普通だった。(20分の間奇術師さんが出してくれたフルーツ盛りをもぐもぐ)


「さっきはごめんね。俺はマコモ、この馬鹿とは大学のボードゲームサークルの先輩後輩の間柄でリアルの知り合いなんだ、こいつが言うのと専用掲示板立てた事から知り合いからは部長って呼ばれてる。そしてこいつが」

「俺様がOJのキングオブマスターデュエルのタイキだ。さっきは君の可愛さに暴走したマジすいませんでした!!しっかりカードそれぞれの特性教えるんで許してください。次警告貰うと一週間のアカウント停止なんです」


こいつマジか?とも思ったが現状他に知る術もないので渋々許し三人で遊楽街道へ向かうのだった。

誤字報告助かります。なるべく見直してはいますが気になる部分等あれば誤字報告でも感想でもなんでも受け付けているのでお気軽にどうぞ

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