4章
4章 社会人時代
高校を卒業した僕は就職した
たがどれも長く続かず
すぐやめていた
がお母さんはまた何も言わず
19歳の時お母さんが体調を崩して
胃ガンが見つかった
僕は知らなくて
全然気付いてあげれなかった
僕には苦しいとこを見せず
元気で笑顔で振る舞っていたからだ
二十歳前に僕はおかしくなって
遠い病院に入院をする
母校で暴れてしまい
素っ裸だったらしい
全然僕は覚えてなくて
気づいた頃には病院にいた
入院して一週間は訳の分からない
ことを言い暴れていたと聞いた
病院では退屈していたが
いろんな人と仲良くなり
それなりな楽しく過ごしていた
看護師さんもみんな優しく
いい人ばっかりだった
長い病院生活だったが
いい経験になった
そのうち面会可能になったが
お母さんは来ない
お母さんは疲れるから来れない
と聞かされていた
なぜかおかしいと思っていた
この後衝撃な事が聞かされる
そして退院が近づく頃に
お母さんは一年前に亡くなった
と聞かされた
しかもお兄ちゃんも10日後に
亡くなったとダブルに言われた
ダブルショックだった
僕は信じられなくて
受け止められず
悲しくて涙が止まらなかった
こんなに人って涙が流せるのかと
思うほど泣いた
心配かけてばっかの
僕が悪い
どうしても自分を責めてしまう
僕に一人の看護師さんが
声をかけてくれた
(あなたのせいじゃないよ)
(自分を責めたらいけないよ)
(お母さんが悲しむだけだよ)
(これから一生懸命生きて親孝行したらいいんだよ)のおかげで
僕は立ち直れた
今でも感謝の一言です
僕は無事退院しました
退院した後
墓参りをして
退院したと報告した
そして家に帰ると
なんか自分の家じゃないような気がした
退院した後は毎日お経をする日課が続いている
少しでも
供養になればなとがんばっている