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3.感情的で矛盾した行動の彼女の愛情表現は歪んでいる

 今から6年前、二人は婚約者として初めて顔合わせをした。

 当時8歳だった二人は、互いの親に手を引かれながら挨拶をしたのだが、その頃からアリアは目が覚めるような眩い金の髪をフワフワさせ、澄みきった湖を思わせる水色の大きな瞳をしたまるで人形のような美少女だった。


 幼少期の頃から、落ち着きのある大人びた子供だったエリオスでも、そのアリアの見事過ぎる天使のような見た目を初めて目の当たりにした際は、思わず息を呑む程だった。


 しかし、その天使のようなアリアの印象は、僅か数分でエリオスの中から消し飛ぶ事となる。親睦を深める為、レイファット伯爵は娘のアリアにエリオスを中庭へ案内するように提案したのが、それがまずかった。

 大人達がいなくなった途端、アリアは態度を豹変させて爵位を笠にエリオスを見下すような発言を始めたのだ。


 その急な豹変ぶりに最初は驚いたエリオスだが、子供間でもよくある事だったので、幼いながらも貴族社会特有のその洗礼を甘んじて受ける事にした。

 そんな二人に課せられた月に二回の婚約者同士の仲を深める顔合わせは、毎回アリアが身分差のある婚約関係に対しての不満をエリオスにぶちまけ続ける状態だった。


 だが4回目の顔合わせから、今まで困り果てたような笑みを浮かべ大人の対応をしていたエリオスも流石にウンザリし始める。

 そして6回目の顔合わせの時、温厚が売りだったエリオスの忍耐力を振り切るような発言をアリアがした事で、ついにエリオスが怒りが爆発させてしまう……。


 その日、いつものようにレイファット家の中庭に案内されたエリオスは、獲物を待ち構えていたハンターのように勝ち誇った笑みを浮かべているアリアがいる四阿(あずまや)に通された。


 また毎度お馴染みの辛辣な嫌味をネチネチ言われ続ける拷問のような時間が始まると覚悟したエリオスは、いつものように困り果てた笑みを貼り付けながら、アリアが訴え続けている自分達の婚約に対する不満を適当な相槌を打ちながら、聞き流していた。


 アリアの方もそんな従順なエリオスの様子に気を良くしたのか、その日はいつも以上に饒舌となり、婚約に関しての不満をぶちまけ続けていたのだが……。その不満内容でエリオスの長兄と次兄についても悪態を付き始めたのだ。


 コーウェル家三男であるエリオスには、年の離れた二人の兄がいた。

 長兄クレイスは、エリオスよりも10歳年上で、現在エリオスの義姉となったアイリーンという裕福な商家の娘との婚約期間中であり、当時はその挙式を間近に控えている状況だった。

 アリアはその情報をどこからか仕入れて来て、長兄クレイスの事をお金の為に平民との結婚を望んでいるのではと嘲笑し、自分とエリオスも同じ意味合いの政略結婚だと主張し始めた。


 その事でエリオスが珍しく反論すると、今度は5つ年上の次兄ライルについて言いがかりをつけ始める。次兄ライルは頭脳派が多いコーウェル子爵家では珍しい武闘派なタイプで、その当時は最年少で特攻がメインの花形でもある王家の第三騎士団への入団が決まり、かなり話題となっていた。そんな次兄は性格も豪快で、人によってはやや粗暴という印象を与えてしまう事もあるが、情に厚く、同僚や先輩騎士達からも深く信頼されているような存在だった。

 しかし、アリアはこの次兄ライルの事も野蛮な第三騎士団所属の粗暴な人間と揶揄しだしたのだ。


 その瞬間、今まで温厚な態度に徹していたエリオスが豹変する。

 自分の事は何を言われてもいいが、何の関係もない尊敬し慕っている兄達の事を悪く言われた事で、エリオスの中で何かが大きな音を立ててブチ切れたのだ。


 その事に気付かず、兄達の悪口を嬉々として語る事に夢中になっていたアリアに対して、エリオスは威嚇するように勢いよくテーブルに両手を突き、席を立った。

 その事に驚き、目を丸くしているアリアを軽蔑するような視線で一瞥しながら、そのまま無言で両親達が談笑しているレイファット家の屋敷の方へと歩き出す。


 その状況に一瞬、呆気に取られていたアリアだが、すぐに我に返ってエリオスを引き留めようと騒ぎ出した。しかし、エリオスはそんなアリアに声を荒げて一言、強い口調で言い放つ。


「今から君との婚約を解消して貰えるように父上達を説得してくる!!」


 つい先程まで温和な表情で対応してくれていたエリオスの豹変ぶりにアリアは一瞬、怯えるような反応を見せた。だが、すぐにエリオスの方に駆け寄り、その訴えを妨害しようと必死でエリオスの腕にしがみ付く。


 そんなアリアをエリオスはあっさりと振り切り、再び父親達のもとへと歩き出した。それを必死に止めようと、再びアリアがエリオスの腕や衣類を引っ張るが、エリオスは力ずくで振りほどき、構う事無くズンズンと歩みを進める。


 そんなエリオスの強固な意志を見せつけられ、自身ではどうにも出来ないという結論にアリアが達した瞬間――――。

 何故か分からないが、アリアは大声をあげて泣き出したのだ。


 その鳴き声でレイファット家の使用人が集まり、少し遅れて両家夫妻も駆けつけた。そんな大人達に対して、アリアは「エリオスが意地悪な事を言ってきた!」の一点張りで、泣き叫び続けた。


 その言葉を聞いたエリオスの父であるコーウェル子爵は、状況もよく確認せずに息子エリオスを厳しく叱責した。すると何となく事情を察したと思われるレイファット伯爵夫妻が、エリオスを擁護し始める。

 実際に悪いのはエリオスではなく、アリアの暴言だった事が帰宅後のコーウェル家の家族会議で判明し、父親からは深く謝罪されたエリオスだが……。

 それでもアリアに対しての嫌悪感は膨らむ一方だった。


 その為、父親にこの婚約を解消出来ないかとエリオスは打診した。

 しかし、父からは先方がいたくエリオスを気に入っている事と、今後のコーウェル家の発展の為には逃せない好機でもあるから、我慢して欲しいと懇願されてしまう。


 元々大人びた子供だったエリオスは、そんな父親の思いを汲み取り、諦めにも近い気持ちでアリアとの婚約を続ける事を決意したのだが……。

 それでも納得出来ない自分がいた為、兄二人にその事を相談してみたのだ。

 すると二人は、それぞれ違う反応とアドバイスをしてきた。


 次兄ライルは、分かりやすいくらいにアリアを非難する意見で「あんな我が儘娘、また生意気な事を言って来たら、ぶっ飛ばしていい!! 俺が許可する!!」と何とも物騒な内容のアドバイスしてきた……。

 それに関しては、いくら気に食わない相手とはいえ、女の子に手をあげる事はいけない行為だと、エリオスは次兄を咎め真っ先に却下し、次兄を少しだけ落胆させた。


 逆に長兄クレイスは、何故かアリアに対して同情的な意見で、エリオスにこんなアドバイスをしてきた。


「エリオス、アリア嬢は口では君の事を悪く言っているけれど、本当は君の事が大好きなんだと思うよ? でも今はそれを上手く君に伝えられないだけだから、もう少し長い目でみてあげて……」


 だが、エリオスにはその長兄の言っている意味が全く理解出来なかった。

 大好きな相手のはずの自分に対して、明らかに嫌われるような接し方を平気でしてくるアリアの矛盾した行動の意図が、全く分からなかったからだ。


 自分に嫌がらせをしてくるような言動が多いアリアは、きっと自分の事を嫌っているとエリオスは声を大にして、長兄に主張したのだが……。

 長兄は苦笑しながら「それは絶対にない」と何故か言い切った。

 その理由として、エリオスが婚約解消を言い出した際に火がついたように大泣きをしたアリアの状態があげられた。

 「あんなにも全力でエリオスとの婚約解消を阻止しようとしたのだから、アリア嬢は君の事が大好きなはずだよ?」と……。


 それでも腑に落ちないというエリオスに対し、長兄は少し迷いつつも一冊の本を手渡しながら、ある提案をしてきた。


「この本を貸してあげるから、来週の顔合わせの日にアリア嬢へ『不快な思いをさせたくないから、自分は本を読んで大人しくしている。だからこの時間はお互いに好きな事をする時間にしよう』と提案してごらん? そうしたら彼女が君の事を大好きだって分かるから」


 長兄からの謎の提案に訝しげな表情を浮かべたエリオスだが、渡された本が現在夢中になって読んでいる冒険小説の最新刊だった為、試しにその提案を実行してみようとエリオスは踏み切る。


 しかし長兄の提案を実行した事で、またしてもエリオスはアリアを泣かせてしまう事になってしまうのだが……。そんな状況がやってくるとは夢にも思っていなかったエリオスは、やや憂鬱な気持ちを抱きつつも長兄が貸してくれた冒険小説を握りしめ、父親と一緒にレイファット家へと向った。


 すると、屋敷ではレイファット伯爵夫妻とアリアが丁寧に出迎えてくれた。

 そんな中、前回の件でレイファット伯爵夫妻の前と言う事もあり、アリアは如何にも形だけという雰囲気でエリオスに謝罪をしてきた。

 エリオスの方もアリアに対しては許すという選択肢しかなかったので、形だけの謝罪だと理解しながらも一応受け入れた。


 だが、中庭の四阿(あずまや)で再び二人きりになった途端、アリアは懲りもせずにエリオスとの婚約が不満である事を延々と語り始める。

 そのアリアの変わり身の早さに呆れたエリオスだが、今回は長兄の助言を試そうと貸して貰った本をアリアに見せつけ、アリアが会話をしなくても済むように自分は読書に徹する主旨を説明して、そのまま強引に読書を開始した。


 すると放置されたアリアが不満を爆発させ、抗議の声をあげ始める。

 それでもエリオスは『アリアを不快にさせない為』と強調し、その抗議の声を聞き流して、ずっと楽しみにしていた冒険物小説の最新巻を堪能する事に没頭した。


 すると、何故かアリアの抗議の声がだんだんと聞こえなくなる。

 そして急に静かになったと思った途端、アリアがグズグズと鼻を鳴らし始め、また泣き出してしまったのだ……。


 これには流石のエリオスも驚き、慌ててアリアの席まで駆け寄った。そしてその前でしゃがみ込み、アリアの顔を覗き込むようにして宥め始める。

 そもそも何故急に泣きだしたのか、その理由が全く分からない……。

 宥めながら確認するとボロボロと涙をこぼしながら、アリアがその理由を零し始めた。


「だ、だって、エ、エリオスが……。わ、私を無視するからぁー……」

「無視なんてしていないよ? アリアが僕とおしゃべりするのが嫌そうだったから、今はお互いに好きな事をする時間にした方がいいと思っただけだよ?」

「嘘よぉぉぉ~!! エリオスは私の為とか言って、本当は自分が私とおしゃべりするのが嫌だったから、そういう言い方をしたのでしょう!? わ、私……知ってるんだからぁぁぁ~!!」


 そういって本格的に泣き出してしまったアリアを前にエリオスが、慰める為に慌ててアリアの頭を撫で始める。同時にこの状態のアリアには、呆れしか出て来なかった。

 自分は相手を深く傷つけるような事をたくさん口にしているのに、相手から少しでも拒絶とみられる素振りをされただけで深く傷つくアリア。


 自分が相手を傷付ける事には無頓着だが、相手に自分が傷付けられる事には滅法弱い……。その自己中心的なアリアの状態を目の当たりにしたエリオスは、ますますアリアに対しての不満が膨れ始める。


 しかし、その不満はアリアのとある行動により、エリオスの中から一瞬で消え去ってしまう。

 駄々をこねるように被害者ぶっていたアリアだが、何故か宥めにきたエリオスのシャツの袖を真っ先にガッシリと掴んできたのだ。


「エ、エリオスが私の事、嫌っている事は……し、知っているんだからぁぁぁ~!! わ、私だって……エ、エリオスの事、き、嫌いなんだからぁぁぁ~!!」


 大粒の涙をボロボロ零しながら訴えてくるアリアは、何故か言葉とは裏腹に必死でエリオスのシャツを握りしめていた。その行動は、自分から嫌われるような態度を多々とっているのに必死で嫌われたくないと訴えているような……。そんな矛盾した行動として、エリオスの目に映る。


 それは前回の顔合わせの時でも少し感じた事で……。

 その時はアリアの矛盾した状態を目の当たりにしてもエリオスには、その奇行の意図が理解出来なかったのだが……。

 現状の泣き叫びながら必死で自分のシャツを掴んでいるアリアから、何故か庇護欲を刺激されている自分がいる事に気付き始める。

 すると、長兄から言われた言葉が頭の中に蘇って来た。


 『エリオス、アリア嬢は口では君の事を悪く言っているけれど、本当は君の事が大好きなんだと思うよ?』


 その瞬間、目の前のアリアの奇怪な行動の理由が、エリオスの頭の中にストンと落ちてくる。


 『ああ、この子は人に好意や愛情を伝える事が異常なほど下手なのだ……』


 すると、不思議な事に今まで嫌悪感しか抱けなかったアリアの違った面が見えてくる。泣きじゃくりながらシャツを掴んでくるアリアの行動は、エリオスに対して必死に『私を嫌わないで』と訴えているようにしか見えなくなってきたのだ。

 しかもこんなにも簡単に泣き出してしまう程、自分は相当アリアに気に入られているらしい。


 だがこのアリアの幼稚過ぎる好意の示し方は、難解すぎる上に周りにいる人間も傷付けやすい非常に厄介な表現方法だ……。だが、その分アリアがどれだけエリオスに嫌われる事を恐れているかが、痛々しい程に伝わってくる。

 泣き叫びながら、それを全力で訴えてくるアリアの難解な感情表現は、エリオスが想像している以上に情熱的なものなのかもしれない。


 『好きな子を苛めてしまう心理』


 エリオスの仲の良い令息達にも虚勢を張る為か、そういった傾向がある友人が数人いる。アリアの場合、その好意を抱いた相手に対する虚勢の張り方の度合いは、かなり落差が出てしまうタイプなのだろう。

 そんな考えに至ってしまったエリオスは、もうその時点でアリアの事を一切憎めなくなってしまった……。


 すると頭を撫でられていたアリアが、少し落ち着きを取り戻し始める。

 俯いたまま、両手でゴシゴシと涙を拭っているアリアの顔は、涙と鼻水でグチャグチャだ……。

 そんなアリアにエリオスがハンカチを差し出し、まるで言い聞かせるように優しく語りかける。


「大丈夫だよ……。僕はアリアの事を嫌ってなどいないから……」


 そう口にするが、実際につい数分前までのエリオスは、アリアの事を良く思っていなかった。それはアリアも勘づいているのだろう。エリオスの言葉に大きく首を振って「嘘よぉ……」と悲痛な嘆きを漏らす。


 そのあまりにも不器用な様子からエリオスの中にあったアリアに対する嫌悪感は、一気に同情心へと塗り替えられてしまった。

 エリオスから受け取ったハンカチを強く握りしめ、顔に押し当てているアリア。その必死な様子を面倒な人間と感じるか、一途な人間と感じるかは、人それぞれだ。


 しかしエリオスは、その歪み過ぎた感情表現をしてくるアリアの事を『一途な人間』として判断する。そもそも矛盾した事を言ってくる癖に、こんなにも全力で自分に縋りついて来る相手を何故か、邪険には出来なかったのだ……。

 恐らくアリアの中ではエリオスに対する思いが大きすぎて、どう処理していいのか分からず、あのような態度になってしまうのだろう。


 フワフワな眩い程のアリアの金の髪を撫でつけながら8歳のエリオスは、やや途方にくれたような視線を遠くに送る。

 どうやら自分は、とんでもない厄介な相手に気に入られてしまったらしい。

 だが、そのとんでもない厄介な相手は、先程から意地らしい程、分かりづらい表現方法で自分に対しての好意を全力で訴えてくる……。


 恐らくこの複雑なアリアの心理状態は状況分析が得意なエリオスでないと、同年代の子供では理解し難いものだろう……。

 そんなアリアの特殊な好意の訴え方は、一周周って意地らしく思えてしまい、不思議と可愛く見えてくる。

 未だにグシュグシュと泣きじゃくっている厄介な婚約者の様子にエリオスは、ため息をつきながら現状の心変わりした本心を告げてみる。


「本当だよ……。僕はアリアを嫌ってなんかいないから……。だから、もう泣かないで?」


 そう言って、瞳をゴシゴシとこすっているアリアの両手を取ると、アリアは更にボロボロと涙をこぼしながら「絶対に嘘よぉ……」と、絞り出す様に呟く。

 しかし、エリオスに取られた手を痛ましい程の必死さで掴んでくるのだ。


 小さな手の指先が白くなる程、必死で自分の手を掴んでくる婚約者を同じく小さな手をしたエリオスは、自分の方に引き寄せ、あやすようにその背中をポンポンと軽く叩く。


「大丈夫……。本当に君の事を嫌いになったりなどしないから。だから、もう泣き止んで?」


 そう言って自分にしがみ付いてきた少女の背中をエリオスは、更に優しく撫でる。


 『こんなにも繊細で感情的になりやすいこの子は、この先一人でやっていけるのだろうか』


 ふと、そんな事を考えてしまったエリオスは、ますますアリアを同情的な目線でしか見られなくなってしまう。

 同時に自分がこの子を守ってあげなくてならないという考えも生まれ始めた。


 しかし6年後――――。

 エリオスがその時に抱いたアリアへの同情心は、全く違う感情へと変化してしまう。


 エリオスはアリアに対して抱き始めた新たな感情……。

 それはアリアを同情した事で芽生えてしまった優越感だった。

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