表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/14

君らと同じ






「ああ、うまく行かないものだな」

 苦い声で云い、やってきたのは、エアストだ。

 オストがぴょんと立ち上がり、シュタインが大きく息を吐く。

「エアスト」

「何故? どうしてバラがここに居るの?」

 ヘーリエンテスが喚く。「まさかエアスト、あなた」

「違う」

 唸るように、トートが云った。長い前髪が顔を覆い、無精ひげがういている。

「俺が……俺がバラに、求婚したんだ……彼女は応じてくれた……」

 レヴィはエアストの胸ぐらを掴んだ。

「説明しろ。宮廷は大騒動なんだぞ。何故バラがここに居る? なせシュタインも居る? トートはどうしたんだ?」

「わかった、わかったよ」

 エアストは手をあげ、息を吐いた。「君とヘーリエンテスの時と同じだ、といったら、わかるか」

 レヴィは手をおろす。

 ヘーリエンテスが王女へ駈けより、抱きしめた。王女は涙をこぼし、ヘーリエンテスにしがみつく。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ