BTS株、大幅下落
BTS所属事務所の上場で公募価格を大幅に上回る株価が初日につき大きな話題となった。
後出しとなるので重みは薄れるのだがこの価格大丈夫かというのは私の一報を聞いた時の感想だった。
もちろん韓国や金融について一般人の域を出ない知識から疑問というレベルに過ぎなかったが違和感を感じていた。
この上場した事務所はそれこそこのBTSが一枚看板であるという話を聞いたりすると益々驚いた。
もちろん昨今のグループの直接的な活動がなくても版権などのビジネスでの価値を多く見積もれるのだとしても韓国ならではの徴兵問題や上がりやすく落ちやすい人気、なによりも特定の技術などを所持しているなどの企業と違いBTSという移籍などにより退社の可能性があるかなり不安定なコンテンツによってのみに成り立つという不安定さがどうしても気になるのだ。
また、このコロナ下の行き先をさがす投資家によるマネーゲーム、ファンによるご祝儀相場などによって適正な価格になりえる可能性が極めて低いのではと感じていたからだ。
結果として数日では当初の公募価格にかなり近い価格となりうまく売り抜けた投資家とあまり知識がなかったファンに代表される大幅なマイナスに驚いた層から怨嗟の声が上がっているようだ。
事務所やかなりの株が譲渡されていたというメンバーはどれくらい利益が上がったのか気になってしまった。
確か上場前に事務所社長のメンバーへの芸能活動以外の報酬としたいという趣旨の発言をされていたがある意味徴兵などの不確定要素の前、海外での評価が高まったこのタイミングで最大の評価を株価にすることができたのではないかと思うが。
大損した人には気の毒だが株という世界の怖さを感じる出来事だった。まして少なくなかっただろう素人でありながらファンとして購入し満足している人はともかく食い物にされたと感じる人にとってはお気の毒としか言葉がない。国柄とはいいたくないが負けたものが悪いのだろうか。