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老賢者は始祖になる  作者: 髙龍


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七十四話

二人を連れ森の中にある湖畔に転移する。

リザードマンの集落の中に転移したので慌てることなく目視で安全な場所を探して再度転移した。

「師匠。群れの中に転移したときはどうなるかと」

「こういうこともありますが慌てずに対応すればいいのですよ」

「急に人が現れたと思ったら消えて集落の中は混乱してるね」

「この混乱に乗じてあの集落から片付けますよ」

「はい」

返事をしたと思ったらミーシャは集落の中に走り込んでいき無防備なリザードマンの首に剣を振るう。

ミリアーヌも杖を構えウィンドカッターの魔法で首を狙い狩っていく。

こちらに気付いて囲み込んでこようとするリザードマン達を魔法障壁で妨害し少数ずつ相手できるように調整する。

「囲まれたらやばそうだと思ったけどこれなら楽勝です」

踊るように剣を繰り出すミーシャは本来なら苦戦する相手を楽々仕留められて楽しそうだ。

ミリアーヌも魔法障壁で足止めを食らったリザードマンを軽々狩っていく。

しばらくして集落にいるリザードマンを全滅させて遺体を回収する。

「普通は集落の殲滅なんてできないしこれだけの量を持ち帰れないから挑まないけどウィリアムさん様々だね」

「普通の冒険者の方はどうやってリザードマンの相手してるんですか」

「何だかの理由で集落を離れている個体を見つけて狩るのが普通かな」

リザードマンの血の匂いに釣られたのだろう。

大蛇の魔物が忍び寄ってきていた。

それに気づいたミリアーヌが警告を発する。

「師匠。後ろ危ないですよ」

魔法障壁で前進を止めすかさずミーシャが頭を叩き落す。

「森の中で蛇の相手は厄介ですからね。血の匂いをわざと森に流しておびき寄せましょうか」

その後も続々と現れる大蛇を倒し続けた。


「ふぅ。ようやっと止まりましたね」

「もういい時間ですね。お昼にしましょうか」

串焼きを収納魔法から取り出し二人に配る。

「相変わらずセバスチャンさんの作る料理は美味しいですね」

「肉と野菜にかかってるタレがまた絶妙だよ」

魔法でハーブティーを入れてそれらも渡す。

「お茶を入れたのでこちらもどうぞ」

「ありがとうございます」

「午後からはどうするんですか」

「湖畔の周辺に点在しているリザードマンの集落をまわりながら大蛇を呼び寄せて討伐を繰り返す予定ですよ」

「わかりました。気合を入れて頑張ります」

「緊張すると失敗をするものです。普段通りでいいんですよ」

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