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老賢者は始祖になる  作者: 髙龍


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四十四話

王都で買い物を済ませ宿屋に荷物を取りに戻った後、王都の門を潜り人気のない場所まで歩いていく。

「師匠のお屋敷にいくんですよね。こんな所でどうするんですか」

「転移しますので私につかまってください」

ミリアーヌが肩につかまったのを確認して転移魔法を起動する。

景色が一瞬で変わり屋敷の正面に到着した。

「転移って一瞬なんですね。ここが師匠のお屋敷かぁ。大きいですね」

玄関を開けて家の中に入るとセバスチャンが出迎えてくれる。

「おかえりなさいませ。ウィリアム様」

「ただいまセバスチャン。こちらは弟子になったミリアーヌだ」

「ミリアーヌ様私は執事のセバスチャンと申します」

「よろしくお願いします」

「お部屋の準備をいたしますので居間でお待ちください」

居間に移動したセバスチャンは紅茶を入れてから部屋の準備の為出ていく。

「修行に入る前に魔法適正をみてみましょうか」

魔術の要素を見る水晶をミリアーヌに渡す。

しばらくすると水晶が虹色に光輝いた。

「綺麗ですね」

「どうやら全ての属性に高い適正があるようですね」

「それって色々な魔法が使えるようになるってことですよね。楽しみだなぁ」

「まずは基本の瞑想からはじめましょうか。体内にある魔力を認識して血液のように循環させてください」

「魔力を認識ですか。どうしたらいいんだろう」

「回復魔法を使えているので認識はできているはずですが最初は私が手伝いましょう」

両手を取ってミリアーヌに魔力を送り戻ってくるように操作する。

「これが魔力ですかほんわか温かい感じがします」

「軽く魔力回路を調べてみましたが意識せずに魔法を使い続けていた弊害で魔力回路がボロボロですね」

「それって治るんですか」

「毎日続けていれば整ってくるものなので大丈夫ですよ。それでは一人で行ってみてください」

瞑想を続けているミリアーヌを眺めながらどのように修行をつけるか考える。

何せ磨けば光り輝く原石なのだ。

基本四属性からはじめて応用魔術を教えた後、他の魔術を教えるべきだろうか。

思案を続けているとセバスチャンが戻ってきた。

「ミリアーヌ様のお部屋の用意が整いました」

「ご苦労。すまないが夕食の準備を頼む」

「かしこまりました」

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