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老賢者は始祖になる  作者: 髙龍


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二十一話

スリーピングの強化案を出した翌日。

戦争の準備の為、商業ギルドを訪れていた。

「すみません。食料を扱っている商会とポーションなどの薬品を扱っている商会を紹介して欲しいのですが」

「食料ならアッサム商会。薬品ならセイラム商会ですね。紹介状をご希望なら銀貨一枚となりますがよろしいでしょうか」

紹介状なしだと売買の時に足元を見られたり、売ってくれないなんてこともありうる。

「お願いします」

懐から銀貨を二枚取り出し支払う。

「それでは準備をしますのでしばらくお待ちください」

待ち時間にギルド内を見回すとあちらこちらで商談をしている商人の姿が伺える。


「お待たせしました。こちらが紹介状となります」

受付の人にお礼をいって商業ギルドを後にする。

まずはアッサム商会から向かおうと大通りを歩いていく。

アッサム商会はひと際大きな店が立ち並ぶエリアの一角にあった。

店の中に入るすぐに店の人が対応してくれる。

「ようこそアッサム商会へ本日のご用はなんでしょうか」

「すみません。商業ギルドの紹介できたのですが」

「紹介状はお持ちでしょうか」

「これが紹介状になります」

商業ギルドで作って貰ったうちの一つを手渡す。

「確かに商業ギルドの物ですね」

店員に必要な食料の種類と量を伝えて準備して貰い代金を支払う。

「この量を一人では大変でしょう。どこかに運ぶならこちらで手配をさせていただきますが」

「いえ、収納魔法が使えますので大丈夫ですよ」

個数を確認しながらも次々と収納魔法の中にしまい込んでいく。

「いやはや、すごい量の収納魔法ですね。羨ましい」

「それではありがとうございました」

「いえいえ、またのお越しをお待ちしております」

アッサム商会を後にし次はセイラム商会に向かう。

セイラム商会はメイン通りを少し外れた所にあった。

扉を開くとカランカランと鐘の音がする。

「いらっしゃい、薬品の事なら安心安全のセイラム商会へようこそ」

紹介状を取り出しながら定員に渡す。

「商業ギルドの紹介ですね。本日は何をお求めでしょうか」

「ポーションといくつか薬品を頼みたい」

まず最初に必要なポーションを揃えて貰う。

その後、次々に必要な薬品名と数を定員に伝え準備して貰う。

「これで最後ですかね」

数が揃っているか確認して代金を支払い収納魔法にしまっていく。

「この数をどうやって運ぶか疑問だったのですが収納魔法ですか。いいなぁ」

尊敬のこもった眼を向けてくる定員にお礼をいって店を後にする。

最後に嗜好品を扱っているお店に向かいコーヒーや茶を補充しておく。

これで戦争に必要な物資はあらかた集まった。

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