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老賢者は始祖になる  作者: 髙龍


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百八十二話

冒険者ギルドから大蛇の皮を引き取り鞄を作成して空間拡張と時間停止の魔法を施しマジックバックにする。

官僚の勧めで王都マーモンドで開かれるオークションに出品する予定だ。

オークションの一週間前に転移魔法で王都にある屋敷に移動をする。

オークション会場はある貴族の屋敷で事前に商品登録をして品を収める必要があり手続きを行う。

出品するのはマジックバックと下級竜や地竜の素材だ。

出品手続きが終わった後は仲間達と合流して王都で集めたクランメンバーの状況を確認する。

最初は不信感を抱いていた人も十分に食べていけるとわかると参加する人が増えたとのことだ。

現在は戦える力を身につけたクランメンバーは王都の外にあるクランハウスに住んでもらっているとのことで屋敷にいる人は多くない。

状況を確認した後は皆で王都観光を楽しみマクロードの街では入手しにくい嗜好品を買い込む。

観光を楽しんだ後は屋敷に戻ってクランメンバーの育成に力を入れる。

現在王都にいるメンバーの活動は近隣で魔物の討伐と薬草を採取する者と王都内で人手を欲しがっている場所への派遣だ。

どちらも収入としては低いが食べていけない程ではなくスラム街から人が減ったことを受け王国では再開発の計画が持ち上がっているようだ。

育成を通じて戦えるようになるのは勿論だがミリアーヌは薬草を加工する方法を教えており冒険者ギルドに卸していたようだ。

育成に忙しく動き回っているとオークションの日はあっという間に訪れた。

オークション会場となっている屋敷には多くの人が集まっており会場入りして程なくしてオークションがはじまる。

オークションにかけられているのは美術品から実用品まで実に様々だ。

出品した下級竜や地竜の素材とマジックバックは目玉となっているらしくオークションは盛り上がる。

どれもそれなりの価格で競り落とされ収入としてはまずまずだ。

手数料を引かれた額を受付で貰いオークション会場を後にする。

屋敷に戻り仲間達にある程度の人数が集まったら獣人族の集落を拠点にしてゴブリン退治にでるように指示を出してマクロードの街に転移する。

職務机を見れば書類が山となっておりそれを手早く片付けていく。

書類仕事は苦にならないがこの様子だと代官を雇って委託してしまうのも手かもしれないと考えてしまう。

書類を処理していると官僚が書類の山を抱えて入室してきてその書類を職務机に置きながら告げてくる。

「ウィリアム様お戻りでしたかお客様がお見えですよ」

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