百六十八話
仲間達を連れて四層目を目指して進んでいく。
道中リポップした魔物を相手にする程度で問題なく到着した。
探索魔法を発動して魔物を位置を把握して順調に討伐を続けている。
四層目も無事制覇して五層目に突入する。
入ってすぐの場所が広場になっておりゴーレムが待ち構えている。
広場に入ると後ろの扉が閉まり閉じこめられてしまう。
「いわゆるボス部屋という奴ですね。ゴーレムを討伐するか全滅するまで扉が開くことはありません」
ミリアーヌが遠距離から魔法を仕掛けるが魔法に耐性のある金属で作られているらしくあまり効果がないようだ。
ミーシャとラファエルが前にでて物理攻撃を仕掛けるがこちらもあまり効果がない。
「ウィリアムさんどうしたら」
「やはり核を狙わないと効果がないようですね」
探索魔法で核の場所を探り剣で一突きする。
核にヒビが入りゴーレムはその巨体を横たえる。
「さすが師匠です」
背後の扉は無事開き貴重な金属でできたゴーレムの残骸も回収した。
「ここからは難易度が上がると思うので慎重にいきましょう」
広場を出ると大量のゴーレムが出迎えてくれる。
ボスのゴーレムとは違いありきたりの素材でできているようだが疲れ知らずのゴーレムを大量に討伐しなければいけないことを考えると普通のパーティーでは大変だろう。
仲間達は先ほどの戦闘を参考に核の部分を的確に把握して破壊している。
破壊しても破壊しても機械的にゴーレムが押し掛けてくる。
疲労の溜まってきた仲間達に下がってもらい一人で前線を維持する。
隙を見て戦闘スペースを空ける為にゴーレムを収納魔法に回収するのも忘れない。
仲間達が休憩を終えて前線に復帰してくる。
その後も交代で戦い続けてゴーレム地獄を突破する。
本格的に休憩を取り交代で仮眠を取った後ダンジョン攻略を続ける。
五層目はゴーレムだけのようで六層目に突入した。
下級竜に地竜にワイバーンといった竜種が暮らすエリアのようだ。
侵入者である我々に気付いたようで次々と襲い掛かってくる。
ラファエルは羽を広げ空中に浮かぶと次々と下級竜とワイバーンを槍で落としていく。
カタリーナと天ちゃんにミーシャは地竜を相手にしておりミリアーヌと二人で魔法で援護する。
竜の鳴き声が連鎖して他の竜種を呼び続け休む暇もなく連戦となるが問題なく討伐を続ける。
襲撃の止んだのは周囲の竜種を狩り終わった頃だった。
今回の狩りはここまでにしておいて休憩が終わった後は地上を目指した。




