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老賢者は始祖になる  作者: 髙龍


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百六十二話

獣人族の集落周辺のゴブリン討伐にいっていたメンバーが無事帰還した。

収支的には赤字だがかなりの数を狩ったようで自信に溢れている。

全員が屋敷で寝ることが出来ないため急遽庭にテントを張って寝てもらうメンバーもいる為建設中の拠点の完成が待ち望まれる。

久しぶりに仲間達全員が揃い今後の修行場所の検討をしている。

候補としてはゴブリンやオークにコボルトが多発している地域がいくつかある為そこに派遣するというもの。

これらの種は個としては弱いが集団になると厄介な上に繁殖力が高いので放置すれば甚大な被害に繋がる。

冒険者ギルドに度々討伐依頼が商人や近隣の村から出されるが報酬が安く多くの冒険者は受けたがらない類の依頼だ。

「それでは基本はこの方針でいいですかね」

「意義なしです」

「相手が集団で群れているというならこちらも数を用意すればそれ程苦労することもないでしょう」

「グループを三つに分けて引率はラファエルとカタリーナにミリアーヌにお願いします」

「わかりました」

「天ちゃんとミーシャに私は引き続き幻術で訓練を続けましょう」

話し合いは終わりとなりそれぞれ部屋に戻っていく。

その後は遠征組が持ち帰ってきた薬草をポーションに加工をして過ごした。

翌日ラファエルとカタリーナにミリアーヌは班編成をしたメンバー連れて遠征に出かけて行った。

残ったメンバーを集めて幻影の魔法を使って実戦形式の訓練を開始する。

子供達も獣人族のメンバーも気合を入れて取り組んでいる。

この日は続々と合格者が出て明日冒険者登録をする運びとなった。

次の日天ちゃんとミーシャに育成を任せて冒険者ギルドに合格したメンバーを連れて冒険者登録を済ませ軽く依頼を確認した後近隣の森に薬草採取に向かう。

入り口付近はメンバーが討伐していたこともあり魔物は少なく中層に向かう。

採集よりも討伐を優先するように伝えてメンバーの動きを見守る。

実際に遭遇するパターンより厳しめにしてある幻術魔法の特訓を突破しただけあって皆安定している。

ゴブリンの死骸は魔石を取り出して焼却処分するように徹底する。

ウルフは毛皮と値段は安いが肉が売れる為そのままアイテムバックにしまわせ狩りを続行する。

戻る時間も計算させてその日の狩りは終了した。

天ちゃんとミーシャから残ったメンバーも順調に課題をクリアしたという報告を受けた。

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