百五十八話
子供達にポーションを配り訓練を再開させる。
まだまだ基礎の段階だが皆よく頑張っている。
訓練の様子を見ながら食事の準備を始める。
今日は蛇肉と野菜のスープをスパイスで味付けしたものとオーク肉のステーキに黒パンを用意する。
料理が完成した頃訓練も終了となり我先にと子供達が集まってくる。
訓練でお腹が空いていたのだろう子供達は何度もおかわりをしていた。
食事が終わった後子供達の部屋割を決めてよく休むようにといって解散した。
今はラファエルが買ってきた装備に仲間達が付与魔法を施している。
「子供達も頑張ってるし私達も頑張らないと」
子供達に感化されたのか黙々と付与魔法を施していく。
コツのようなものは教えるが後は実際に付与しながら感じ取っていくしかない。
仲間達が付与したものを一つ一つ眺めるとどれも失敗と言えるようなものはなく今出来る最高のものであるとわかる。
翌日朝食を取った後子供達の訓練を仲間達に任せ仲間達が付与した装備品を王室御用達の武具店に卸した後クラン参加希望者がいないか確認の為に冒険者ギルドを訪れる。
残念ながら参加希望者はいなかったがこれから毎日確認に訪れる予定だ。
冒険者ギルドを後にした後食料の買い付けを行う。
野菜とパンを中心に買い込み屋敷に戻る。
丁度休憩時間のようで仲間達は子供達と談笑していた。
こちらに気が付いた男の子達が集まってくる。
「ウィリアムのお兄ちゃん遊ぼう」
「そうですね。では鬼ごっこをしましょうか。皆が鬼で私を捕まえることができたらご褒美をあげましょう」
「絶対捕まえるからね」
子供達は一生懸命向かってくるが捕まるぎりぎりの所で回避して遊びを継続する。
「はぁはぁ。後少しで捕まえられそうなのに」
「は~い。休憩時間は終わりです。訓練を再開しますよ」
遊んでいた子供達も訓練の輪に戻り昼食の準備を始める。
捕まえられなかったが頑張っていたのでメニューに果物を追加することにする。
遊んでいた子達はあれだけ動き回った後で辛いだろうに頑張っている。
昼食の準備が終わり時間が余ったので魔法を練習している子達の指導を手伝う。
イメージがうまくできていない子が多く教えているミリアーヌは大忙しだったようだ。
魔法を実演して見せることでイメージを固めさせ精度を上げさせていく。
魔力が切れた子はポーションで魔力を回復して訓練を継続する。
昼食の後も休憩を挟みながら子供達の訓練を続けた。




