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老賢者は始祖になる  作者: 髙龍


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百五十六話

クランメンバーにクランの経営を引き継ぎ仲間達を連れてマキート王国の王宮に飛ぶ。

いつも通り執事が待っており仲間達に給仕をしてから国王陛下と宰相を呼びに行く。

待つことなく国王陛下と宰相が姿を現す。

「ウィリアム卿。リーン連邦での活躍は聞いておるぞ」

「長らく国を開けてすみませんでした」

「いえいえ。同盟国の役に立っていただけて助かりました」

「物は相談なのだがな。栄光の暁の活動を我が国でも広めてほしいのだ」

「弱者を救済したいのは山々なのですが国としては法との兼ね合いなどもあり難しいのが現状なのです」

「ただでとは言わん。活動拠点や活動資金は当然援助させてもらう」

「私としては構いませんが他の皆はどうですか」

「困っている人達の助けとなるなら私はやってみたいです」

他の皆も賛成してくれる。

「その話受けさせていただきます」

「ウィリアム卿達ならそう言ってくれると思っておったぞ」

国王陛下と宰相は満面の笑顔を浮かべながら部屋を出て行った。

「さっそく開始と言いたいところですがここの所働きすぎですからね。今日は各自休息を取って明日から活動を開始しましょう」

提供された活動拠点である屋敷を確認した後仲間達はショッピングを楽しむと街に繰り出していった。

屋敷の設備を確認した後必要になるであろう装備品に付与魔法をかけ消耗品を作成する。

しばらく作業を続けていると仲間達が帰ってくる。

「師匠。私達には休むようにいっといてやはり作業をしていたのですね」

「ウィリアムさん美味しいものいっぱい買ってきたよ。一緒に食べよう」

天ちゃんとカタリーナがアイテムバックから食べ物を出して広げる。

「ありがとうございます。美味しそうですね」

作業を中断して料理に手を伸ばす。

「飲み物もあるぞ」

ラファエルがカップに飲み物を注いで手渡してくれる。

皆と料理を食べた後作業を再開しようとすると仲間達が手伝いを申しでてくれる。

「それでは簡単な付与魔法から試してみましょうか」

丁寧に解説し実演してみせる。

「わわ。結構難しいですね」

「幸い装備は大量にありますから数をこなして慣れましょう」

作業を続けながらアドバイスをして改善点を指摘する。

仲間達が付与した装備は王都の武器屋や防具屋に売り払って練習用の装備を買ってくればいいだろうと判断する。

慣れない作業で疲れたようでダウンしている皆にリフレッシュ効果のある飲み物を配って回る。

「ウィリアムさん私達邪魔になっていませんか」

心配そうにミーシャがそういうが仲間達の出来ることを増やすのも大事なことだと思うので笑顔で大丈夫だよとフォローした。

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