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老賢者は始祖になる  作者: 髙龍


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百十四話

事前に王宮に連絡を取ってから皆を連れて王宮の応接室に飛ぶ。

応接室につくと既に国王陛下と宰相が待っていた。

「今回は獣人族の集落に救援に向かってくれるとのことで感謝する」

「相手はゴブリンを中心にした魔物の群れでハリー王太子が軍を率いて救援に向かっていますが相手の数が多く手間取っているようです」

「被害状況はどうなっていますか」

「複数の集落に襲撃があり怪我の程度はあれ死亡したものは少ないです。ですが女性が多数攫われ助け出そうにもどこにいるのかわからず現在は狐族の集落に他の集落の者が集まり防備を固めています」

「女性がですかゴブリンの習性を考えると時間が経てばたつほど手に負えなくなるかもしれませんね」

「何はともあれ王太子と合流して欲しい」

「狐族の集落まで馬車をご用意しましたのでご利用ください」

国王陛下と宰相と別れ王宮の前に用意された馬車に乗り込む。

道中は何も起こらず無事集落につき集落の警備をしていた兵士に案内され集落の中では一番大きい建物に案内される。

建物は臨時指令室になっているようでハリー王太師と高級将校に各種族の族長が集まっていた。

「ハリー王太子お久しぶりです」

「ウィリアム卿か。よく来てくれた」

「戦況は芳しくないようですね」

「こちらの被害は出ていないがいかんせん数が多い。数を減らすのに手いっぱいという所だ」

「ハリー王太子こちらの方はどなたなのですかな」

「族長達には紹介が必要だったな。こちらの方はウィリアム・フォン・マクロード大公爵。心強い援軍だ」

「狐族の族長を務めるベンガルと申します」

「ウィリアムと申します。よろしくお願いしますね」

「族長。集落の被害は」

「ミーシャか。狐族は用心深いのが特徴ですからね。我が集落の被害はありませんが他族の集落は手ひどくやられました」

「ウィリアム卿達には着いて早々で悪いがゴブリンの集団を抜けて攫われた女性達の救出をお願いしたい」

「わかりました」

集落を出てゴブリンで溢れているという森に向かう。

探索魔法で軽く探査しただけでもかなりの数がいるようだ。

「ゴブリンの相手は最低限に抑え抜けることだけを考えますよ」

「はい」

ただのゴブリンは仲間達の敵ではなく手を出す必要もなく駆逐されていく。

しばらく進むとひと際ゴブリンが密集しているエリアを探査した。

「怪しいですね。一当たりしてみましょうか」

仲間達はそれぞれ獲物を握りしめゴブリンを討伐する。

「師匠。怪しげな洞窟がありますよ」

「これは当たりかもしれませんね」

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