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老賢者は始祖になる  作者: 髙龍


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百十話

しばらくしてミリアーヌとミーシャが帰ってきた。

「師匠。ただいま戻りました」

「おかえりなさい」

「マクロードの森って薬草もいっぱいあって凄いですね」

「人里から遠くて魔物が多いですからね。採取に来る人も少ないんですよ」

二人が帰ってきたのを察知したのか天ちゃんがミーシャに飛びつく。

王都での講習会で数日空けていたし一日会えなくて寂しかったのだろうか。

ミーシャも天ちゃんを抱えてうれしそうだ。

どちらも尻尾が揺れている。

修行も大事だがたまには息抜きも必要だろうか。

思えばミリアーヌもミーシャも来てからずっと働き通しだ。

「明日は息抜きに湖にでも遊びにいきましょうか」

「師匠急にどうしたんですか」

「そんなに私が遊びに誘うのが不思議ですか」

「冗談ですよ。えへへ。どういった所なんだろう楽しみです」

「お食事の準備ができました」

「カタリーナちゃんは部屋かな。私が呼んできますね」

カタリーナとミリアーヌもすぐに戻り全員が揃って食事をはじめる。

「本日はステーキに野菜をローストしたものを添え。じっくり野菜を煮込んだ野菜スープでございます」

「セバスチャンさんの作った料理を食べると落ち着きますね」

それぞれじっくりと料理を楽しんだ皆はそのままお茶会に突入する。

「フルーツをふんだんに使ったケーキはいかがでしょうか」

「わぁぁ。美味しそうですね」

女性陣がケーキに食いつく。

「フルーツの甘酸っぱさとケーキの甘味がマッチして美味しいです」

「クリームもふわふわしてて口でとろけます」

女性陣のお気に召したようだ。

たわいもない話で盛り上がりお茶会はお開きとなった。

皆が部屋に戻った後ミーシャとミリアーヌから受け取っていた薬草を各種薬に調合していく。

二人は使い切れない程大量の薬草を採取してくれていた。

セバスチャンが途中でお茶をいれてくれ一息いれつつも作業を続けた。

気が付けば日は登っており調合室から出る。

「ウィリアム様。お疲れ様です。ただいまコーヒーをお持ちします」

セバスチャンがすぐにコーヒーを入れてくれる。

皆もそれぞれ起きてきて朝食になる。

「本日は野菜と肉を挟んだサンドイッチとなります」

バランスがよく食べ応えがあり皆美味しそうに食べている。

朝食の後それぞれ準備して屋敷の前に集合して皆がつかまったことを確認して湖に転移した。

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