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老賢者は始祖になる  作者: 髙龍


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百四話

誘拐事件から翌日。

王宮の食堂でご飯を食べた後冒険者ギルドに皆で向かう。

カタリーナとミリアーヌはよく眠れなかったのか少し眠そうな顔をしている。

あんなことがあったばかりでうなされたのかもしれない。

フォローは同じ女性のほうがいいだろうと思うが何かしてあげられることはないだろうかと思案する。

いい案が思い浮かぶことなく程なくして冒険者ギルドに到着した。

「お待ちしておりました。すぐに地下訓練場にご案内いたします」

職員に案内されてミーシャと戦った訓練場に足を踏み入れる。

訓練場には既に幾人かの参加希望者が集まっていた。

「まだ時間はありますからもう少し待ちましょうか」

ミーシャが見知った顔であるフミとラムちゃんに手を振る。

「二人ともきてくれたんだね。頑張って教えるからね」

「師匠。修行をつけるとのことでしたが何から始めるんですか」

「まずは魔法適正の有無からですね。適正のある人は魔術の練習をしてもらう予定です。ミリアーヌは魔術組の講師をお願いします」

「私はどうしたらいいんですか」

「ミーシャは武器の扱い方を教えてあげてください」

「わかりました」

「ラファエルは大変そうな方のサポートです」

「心得た」

「そろそろ時間ですね。はじめましょうか」

「はい」

「本日は初心者講習に参加してくださりありがとうございます。講師役を務めるウィリアムと申します」

「先生よろしくお願いします」

「まず皆さんにはこれから配る魔法適正を見る水晶で魔術の適正を見させていただきます」

サポートについてくれているギルド職員が参加者に水晶を配ってくれる。

「何か浮かび上がった人はこちらにきてください。残念ながら浮かび上がらなかった人は剣を持ったお姉さんのほうにお願いします」

ラムとカタリーナは魔法適正があったようだ。

魔法適正のあった人に何の属性が適正があるのかを説明していく。

「ラムちゃんは土属性に適正があるようですね。カタリーナは火と風に水属性ですか。将来有望な魔法使いになれますよ」

褒めると二人は嬉しそうに笑顔を浮かべた。

「魔法適正のあった皆様にはこれから自信の中にある魔力を感じとるところからはじめていきます。最初は難しいと思うので我々がお手伝いします」

参加者の手を取り魔力を流して魔力を感じて貰う所からはじめる。

カタリーナはミリアーヌが相手をするようだ。

ラムちゃんの手を取り魔力を流す。

「どうですか。何か感じられていますか」

「わわ。不思議な感じがします」

「右手から魔力を流して左手から放出させますよ」


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