表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

矛盾

作者: 悠太郎

…日が昇る。

日が沈む。


…なにもない。

部屋がある。

机の上には小説がある。物がある。


テレビをつける。

美人の女子アナが俺に向かって微笑んでいる。


リモコンを数回推し、チャンネルを変える。


今日も何処かで地震があったようだ。

洪水があった。死者がでた。


煙草に火をつける。

飲みかけのブランデーに口をつける。

喉の奥までゆっくり、粘り気のある熱を持つ。


部屋の空気清浄機のランプが赤くなり

轟音が室内に響く。


昔親に死にたいと言ったら酷く怒られた。

そいえば昨日、誕生日だったな。


小説を書いているが

最近は仕事で疲れてうまく進まない。


缶コーヒーを買いに上着を羽織り、外にでる。

今日は月が綺麗だが、星は見えない。

蝉の鳴き声が、耳の奥底まで響いてくる。


酷く、吐き気を覚えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ