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向かってくるのは

母の実家は都会か田舎かと問われれば、都会だ。

少なくとも、子どもたちはそう思っている。


実際には大都市の駅から電車で30分かかる、田舎だと思うけども。


そんな実家に今年も帰省させてもらえる。

ありがとう、パパン。

最初の頃は飛行機で帰っていたが、お金がかかる。本当にかかる。

パパンは必要経費だと言ってくれるが(母のご機嫌をとるための?)心も財布もイタム。


ゆえに、今は車で行っている。パパと交代で運転だ。

パパの運転は安心して乗っていられるから、その間はみんなで寝る。


母の運転は周りを見張るため、みんな起きてる。

不公平感がハンパないが、許しておくれ。


なにしろ、一般道でタヌキが向かって走ってくるのも、高速で鳥がぶつかってくるのも、母の運転の時だけだからだ。

なぜだ……解せぬ。


そしてやってきた。


さっきから、スマホがブルブルしっぱなしだ。

「ママ、いっぱいいるね〜。ばあちゃん家すごいね〜」


……やっぱり訂正します。

実家は都会だったみたいです。


都会はベッドの上にまでいるんですね。

サワムラ〜。


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