意味
信号待ちの途中、まだ幼い孫は祖父に信号の色の意味を聞いた。
「ねえお祖父ちゃん、青はなあに?」
「青は進んでも良いって意味だよ。」
「ふ~ん、じゃあ赤はなあに?」
「赤は止まれだよ。」
「ふ~ん、じゃあ黄色はなあに?」
「黄色も止まれだけど、止まり切れない場合はそのまま進んでも良いんだよ。でも黄色で進むのは危ない事だからね。」
「うん、わかった。じゃあ赤の隣の紫はなあに?」
「紫は車間距離に気をつけようだよ。」
「へぇ、じゃあ白は?」
「白は気を抜くなで、その隣の茶色がお待たせしてご迷惑お掛けしておりますで、その隣が…ええと、確か…」