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六羽 家畜(ニワトリ)異世界語を知る

最初は怯ませれば儲け物と思い突っ込んだ、しかし気づいた時には壁にぶつかってた。なにを言ってるかわからないだろうがry


つまりなにが言いたいかと言うと、俺はいま頭が壁に埋まっている。


ネズミも一緒に。


壁にぶつかると体に激痛が走る、クチバシはおそらく砕けただろう。

その瞬間頭の中に大量の文字が浮かんだ、そういつものあれだ。


【鋼鉄のクチバシ】を取得するとみるみる砕けたクチバシがより硬く再構成されるのがわかる。


壁から頭を抜くと今だにネズミは埋まっている。



「た、助けてくれたの?」


とりあえず今の状況を確認したい、そう考えステータスを開く。


[ステータス]


Lv 2


[名前]なし

[性別]不明

[種]ニワトリ

[族]烏骨鶏


攻撃力: 45

防御力: 23

体力: 100

魔力: 100

魔法防御力: 100

素早さ: 70

運: 100


[スキル]


【華麗なる土下座】 Lv1 【防御】Lv1 【リミッター解除】Lv1 【毒攻撃】Lv1

【突進】Lv1【朝の一番鳴き】Lv1


[パッシブスキル]


【転生者の記憶】【鋼鉄のクチバシ】Lv1 【異世界語】



[称号]


【転生者】【 社畜】【家畜】 【融合】【異世界の適応】【鳥目】


ーーーーーーーーーーーーーー



全体的に上がっている… …

さっきのレベルアップのせいか?


Lv1の時は魔力が0だったのにLvが上がったと同時にが100になった。



「ねぇ?大丈夫?」



あの文字によると、称号の【異世界の適応】ってのが条件らしい。

そして魔力が解放されて覚えたのは【リミッター解除】だ。

詳細な説明がみたい。


そう思うと、頭の中に文字が浮かぶ。


【リミッター解除】


[説明]

称号【社畜】【家畜】【異世界の適応】がある場合取得が可能なスキル。

社畜、社会から奴隷とされ、仕事は必ず成す不屈の力。

家畜、人間から利用されながらも野生に戻ろうとする不屈の精神。

二つの力が異世界の適応にて一つになり一時的に霊鳥に変化する。



[ポジティブ効果]


不明不明不明不明



[ネガティブ効果]


発動時、精神状態によっては暴走する。


効果終了後、一時的に全ステータスが0になる、スキル使用不可。


発動終了後、精神状態によって精神が回復するまで凶鳥へ変化し暴走する。


不明不明不明


不明不明不明



[EX効果]


不明不明不明

不明不明不明

不明不明不明


ーーーーーーーーーーーー


なんだよこれ…

霊鳥?凶鳥?あの鳳凰とかか?

社畜と家畜凄すぎだろ… …


それにほとんど不明だ、ネガティブ効果が少し見えるが全て受けたくない効果ばかりだ。

これなら不明もろくなやつじゃないだろうな。

このスキルは使うことはないようにしよう。

後が怖いしな。


こう調べてみると面白いものだ、次はどれをみてみようか。


俺はスキルの効果をみるのが楽しくなり、自分が知りたいスキルを探す。


すると隣から荒い息のようなものが聞こえる。



「いい加減に… いい加減に!!聞きなさい!!!」



パシーン!!!



どこからともなく出された鞭のようなもので背中を打たれる。



あひんッ!!

「コケーッ!?!?」



痛い!!なにしやがんだこいつ!!



「あなたが話を聞かないからでしょ!?!?」



話を聞かないってそもそも聞こえないってあれ? この声妖精ちゃんが喋ってんのか!?


まさか!?



【異世界語】



あった…

これか…



「まぁ、その…助けてくれた事には感謝するわ…」



おぉ!すげぇ!超クリアに聞こえる!!

今までのめちゃくちゃな言葉が嘘みたいにわかる!!


「ところでさっきのあのスピード… 壁に埋まっていたけど大丈夫なの?」



あぁ、心配してくれてたんだな!

いい娘や… 妖精ちゃん。


って言っても俺は喋れないからどうしたものか、頷いとこう。



「コケ!」


ペコと頭をさげ頷く



「へぇ、私達の言葉がわかるのね、でもおかしいわね。」


リーリアは不満そうな顔をして言葉をつなげる。


「私の方はあなたの言葉がわからないわ…あなたが魔物だからなのか私との相性が悪いのか…」



そういえば妖精種は動物の言葉がわかるんだったな。

俺は魔物ではなく動物の方と思うんだが、伝わないか…


やり方があるのか?次は意志を込めてみる。


『聞こえてるのか?』


駄目か


『おーい!!』


ダメ


『妖精ちゃん!!』


… …


『おい!!チビ!!パツ金!!貧乳!!』



ひっ!?

鬼の形相でこっちを睨んでくる!?

聞こえてるのか!?



「ごめんなさい、なぜかわからないけどあなたから馬鹿にされたような気がしただけよ」



や、やっぱり聞こえてないのか…



ブックマーク、評価。

本当にありがとうございます。


これからも頑張ります。

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