第6話
第6話
[ドMのバスケ]
今日は、練習試合である。俺は、一年生なのでもちろん試合に出れるわけもなく見学するだけである。今回の相手校は共学で普通科の高校らしく女子のマネージャーがいる。しかもあっちのキャプテンとできているらしくめっちゃイチャコラしている。ああボール投げつけてやりてぇー。まあそんなことできるわけもないのだか…。
「うひょおほえっホグほほほ」
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高坂先輩がログインしました。
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俺、川西海斗はログアウトしたいです。(切実)
ウォームアップが終わり気持ちよさそうにタオルで汗を拭きながら恍惚の声を出す高坂先輩。ドMなのでキツイ練習でも喜んでやる為か体力が陸上部の長距離選手並みなのである。てか本当に陸上部に転部してください。そんな体力の持ち主である高坂先輩は、その体力を買われてかスタメンに選ばれている。
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さて試合が始まると、まずキャプテンが冷静に左右に相手校のDF(受け)動かし見事に味方のOF(攻め)にパスを出しゴールを決める。しかし、そこはそんなに強くないバスケ部である。直ぐに点を返され、取られては取り返すシーソーゲームにも連れ込んだ。そして、そんな時にこそ実力を発揮するのがドMさんこと高坂先輩である。他の人達がゼェゼェいっているのにずっと笑顔の高坂先輩。高坂先輩は、一人で走って一人でどんどん点を重ねていく。そして点差もどんどん
広がっていく…というわけでも無かった。しかもその原因は、高坂先輩であった。高坂先輩は、DFの時ドMからなのか相手にぶつかるDFをする。正面から当たりに行けば相手のファールになるのだか、高坂先輩待ちきれないのか相手がきたらすぐにぶつかりに行くのでファールになるわなるわで相手にもフリースローが与えられる与えられる。高坂先輩が点を取っても高坂先輩が相手に点を取らせる。なんというドMの無限ループもうこの試合はこういうしかない。
『ドMのバスケ』
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ビッビー
試合が終わったなんとか勝てたようだ。しかし、高坂先輩は5つファールをし退場していた。ベンチに帰ってくる時はすごく満足そうだった。こうしてドMのバスケを見て終わった1日は終わった。
第7話に続く
投稿が遅れてしまいした。