第1話
第1話
[入学]と[入寮]
「えーだからにして…なので…これから頑張りたまえ。」
俺、山西海斗は、春休みの起床時刻とほぼ同じ時刻に行われる入学式の校長の話を寝ぼけなまこで聞いてた。だから入学式が終わった時には、ほとんどの内容を忘れていた。
そして各学科のクラスに行き担任の先生の話を半目を閉じて聞いていた(怒られんのやだから)。
先生の話なんて中学時代と変わらないので以下略。
そんなことよりこの学校の説明でもしよう。
この学校そこらへんの高校とは少し違う。別に異能が使えるようになる授業を受けるとか、超能者がいる部活があるとかではない。この学校は、5年間通うのである。まあ高校と短大が混ざったようなものである。
途中から工業大学に編入することもできるがだいたいの学生は、そうしない。また工業高等専門学校といっているものの最初の1、2年はそこらの普通科の高校と同じ授業を受ける。工業っぽいことをするのは、ほんの一握りの時間だ。
まあこんな感じで説明していたら担任の話なんて終わるだろうと思っていたらまだしゃべっている。しょうがないでは、俺の選択した学科の説明をしよう。
この学校には5つの学科があるそして、俺が選択した学科以外はそこらの工業高校にもある学科だ(そんな所に俺は惹かれたのだか)。そして俺の選択したのは『環境都市工学科』である。またこの学科志願した人のうち3人だけしか落ちていなかったというぐらいの不人気っぷりである。(他の学科に興味はない)
おっどうやら担任の話が終わったようだ。
そして自己紹介の時間に突入していくのかと思いきやそうでもない。どうやら自己紹介は明日やるようだ。そしてこのまま帰るというのも俺は違う(悲)。
俺はこの学校から微妙に離れたところに自宅がある。近くに住む学生は自転車でくることができるが、俺は自宅から通うとなると電車とバスで3時間かかりお金もかかるということもあり、今から寮に入るのである。
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そしてまた地獄のお話タイムが再開される。
「寮の生活は厳しい…なので…」
入寮式というもので、寮長や寮母さんが続けざまに火縄銃の三段構えのように変わり代わり話をする。
しかし、入学式より話が短く済んだので救われた。
そして話が終わり自分の部屋でゆっくりするわけでもなく持ち運んだ荷物を整理しながら収納していく。俺は言うのもなんだがオタクである。しかし、寮にしょっぱなからグッズを持ってくる勇気も無く、自宅の押し入れに封印した。封印するときの心の揺れ動きはすごかった。しかし、二人部屋になると分かっていたのでなんとか封印できた。二人部屋なのでぶつからずに運ぶのに神経を使い、全て収納する頃には、もうヘロヘロになっていた。
そして食堂でご飯を食べ、風呂の時間まで同じ部屋の学生と自己紹介をしあい。相手もアニメ好きだと分かり大型連休にグッズの封印を解き寮に持ってくる決心がついた。そしてお風呂に入ってから自由時間になった。やっとゆっくりする時間ができた。さてここからが本番である。そうアニメのチェックである。絶対に深夜アニメを見逃したくない俺は、スマホで抜粋したアニメを見始めた。そしてちょうど終わる頃に消灯時間が来た。そして俺は布団に入って夢の中へーーー
第2話に続く。
連載小説にするので1度削除しました。すいません!
3話から笑い所が多くなります