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支離滅裂な詩

作者: 糸川草一郎
掲載日:2014/03/10

ひとりっきり、人知れずついた

心の傷だと思っていた

ぼくたちは

ひとりになるのが怖いから

ひとびとの輪のなかに生きてゆくけれど

ぼくたちには

ひとびとが逞しく見えるし

自分たちはひ弱にみえる

生きてゆくのがおそろしくなって

見えないものに押しつぶされそうになるとき

ぼくはひとびとを見つめる

真実、ひとびとのひとりひとりがみな

迷子の少年

生きてゆくことはその少年たちが

手をつなぐこと

そう思った

誰もが危うさを抱えて生きているなんて

人は思いもしないけれど

人とは危うい生きもので、いつも河を見つめては

自分の行く末を考えられずにいる

その背中の淋しさを

おのれは知らない

遠い街

遠い国

人は想像もしないけれど

世界は小さな村

そのなかで信ずるものを違えている

ただそれだけの為に

人は争う

真実、ひとびとのひとりひとりがみな

迷子の少年

生きてゆくことはその少年たちが

手をつなぐこと

そう思った

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