一之心 物事の捉え方
人間らしく生きるとは
私の学校の通学路には、視野を広げてよく見ると沢山の自然、動植物に囲まれている。
川や誰かの家の庭らしき林や、畑。鯉や猫に犬にネズミなどなど。
挙げればキリがないのだが、今日鳩の話をしようと思う。
私の学校の通学路には沢山の鳩達がいる。
朝、鳩達は私達を出迎えてくれ。
夕方になると、私達を見守ってくれる。
なので、鳩は第二の母と読んでも過言ではないのだ。
現に、私の中学校の時の顧問は鳩に向かって
「お〜い、山口〜!」っと言って鳩を追い掛けていた。
鳩には、私の学校の生徒だけでなく先生までお世話になっているのだ。
最近私の友達の何人かから、耳を疑いたくなるような事件の被害を受けたという。
事件の被害者達は口を揃えて
「あ〜、鳩ウゼ〜。殺して〜。」などという。
その事件とは鳩のフンが制服や頭に被弾するという、大変痛ましく、卑劣で残虐な心ない事件である。
鳩に愛着を抱いている私としては、ショックを隠しきれなかった。
しかも、被害者の数は日々増加の傾向にある。正確な数は分からないが世界的にみたら、とても多くの人々が過去に被害を受けているだろう。もはや、これは、国家、いや世界レベルの重要な問題である。
しかし、人間は自己中心的な動物な為、少し鳩の立場になって考えてみて欲しい。
鳩がただトイレをしている時に人間が通った。多分鳩もさすがに良心の呵責とらわれる事だろ。
しかし、人間は鳩を非難する。
しかし、鳩には悪気がない。
これでは鳩が可愛そうだ。
人間は自己中心的な動物だ。しかし、常に冷静でありつづけ、物事を見極める正しい目と多角的角度から物事を考えられる人間になったとき初めて本当の人間と呼べるのではないだろうか。