本格的な作成に向けて
あらすじの練り直しです(汗)。
世界大戦で荒廃した世界。
貨幣が絶対的な価値を失くした世界で、「自由」に生きる人々の物語。
統治システムが崩れたこの世界で、全ての「罪」に対して裁きを下すことは不可能に近かった。
そのため、「家族殺し」「口減らし」を行う人々が後を絶たなかった。
人口が激減していく情勢を看過できないと判断した政府は、「家族殺し」「口減らし」に対する「罪」を終身刑として、犯罪者を永年禁錮する術をとった。
政策の制定と執行により、徐々に減りつつある「口減らし」だったが、すべて無くなる見込みはなかった。そんな「口減らし」に頭を抱える政府に新たな問題が直面した。
「親殺し」
残された子供を、永年禁錮にしては子孫繁栄が止まり、さらに人口が激減してしまうと判断した政府は、「親殺し」について調査。
しばらくは、「親殺し」の事実を隠ぺいし、「家無し」として対処した。
調査の結果、その多くが「家無し」になるように偽装工作しようとした大人たちの策略だった。
政府は、そんな大人たちを処罰……するも、そんな中で本物の「親殺し」……「名無し」が存在していた。
苦渋の結果、政府がその子に下した処罰は、「名前の削除」と「社会からの追放」だった。