行けるなら異世界行きたいぜ!
と思った途端に大型トラック(ひののにとん)にはねられた。
周りの人達が騒ぎ始めて救急車がやって来た。
「大袈裟だなあ」
するとストレッチャーに乗せられて救急車はサイレンを鳴らして走り出す。
「バイタル低下!」
「ネックカラー!」
「気道確保!」
----うるさいなあ僕は眠いんだよ
そして頭の中で唐突にアナウンスが流れる。
《生命転移準備完了しました》
《魔力量を最高値に魔力回復も超回復するよう肉体をリシェイプ完了しました》
《転送を開始します…します……します》
----今度は誰だ?うるさいなあ
目を覚ますと場面は草原に変わっていた。
「おーい!もしもーし!お兄さんこんなところで寝てると魔物に食べられちゃいますよー」
「え?魔物?」
「お兄さん魔物しらないの?」
「いや、気が付いたらここで…寝てて」
「もしや?稀人かなー?」
「稀人ってなに?」
「異世界から数百年に1回くらい現れる旅人だよ」
「君みたいなケモミミ美少女の知り合いはいないから、きっと僕は稀人だね…たぶん」
「わたしはミーチャ!あなたは?」
「僕は茂だよ、しげる」
「茂かあ…。稀人はギフトが多いから歴史を変えたり、活躍して国王になったりするんだよねー。どうしよっかなー?一緒についてっても良い?」
「この世界のことは何も分からないから逆に助かるよ」
「じゃあ!うちに来てご飯食べて旅の準備しようよー!」
「ミーチャについてけばいいのかな?」
「一緒に行こうねー!茂!」
それにしてもミーチャはロリで美少女でスタイルが抜群だ。胸に核弾頭を2つも隠している。
「ここがミーチャの家だよー!」
「小屋だね」
「一人暮らしの自給自足だよー!ご飯作るねー!」
しばらくするとミーチャがお椀を運んできた。
「ピーツラビットのお肉とピーツの煮物だよ!」
とうもろこしみたいな穀物と鶏肉みたいな肉がとても美味しい。
「美味いね!」
「ありがとうー!いい奥さんになるねー!」
こうして夕ご飯も食べてミーチャの狭い小屋で添い寝した。
身体に核弾頭が当たるってなんの!
「おはようー!よく寝れた?」
「まあまあかな?」
「じゃあ旅の準備をしよー!」
ミーチャは肉っぽいものを干したり、穀物を袋に入れてリュック2つに詰めている。
「これ?お兄さんにサイズあうかなー?」
「鎧兜?」
「草原でひろったのー!剣も盾もあるよー!」
試しに草原でピーツラビットを狩ってみた。
《レベルアップ条件を満たしました。剣技レベル100になりました》
何だろうこの声?
「ねーねー!お兄さん魔法使えないのー?魔力量は多そうだけど?」
「えー!わかんないよ」
あれこれとミーチャがレクチャーしてくれた。説明が上手くてなんとなくコツを掴んだ。
「じゃあ!あのピーツラビットにサンダーボルト打ってみてー!」
「サンダーボルトーー!!」
バリバリー!ドッカーン!
ピーツラビットは跡形も無く消し飛んでいた。
《魔術師レベルが最大になりました。魔術師から魔導師に進化しました》
「お兄さん?もっと丁寧にしないとご飯に困るよー?」
「ごめんごめん!」
----キャアアアアア!!!
女性の悲鳴だ!ミーチャと全速力で駆けつけると馬車が盗賊らしき者に囲まれていて5人ほどの人が倒れていた。
「ちょっとまてよ!」
そう言いながら剣を振るう。
火花!
剣を振るう!
全員倒せた。
まったく手こずらなかった。
馬車の中をのぞくと色白の美しくてナイスバディな美女が泣いていた。
「もう全員倒したので安心してください!」
「もうダメかと思いました!え~ん!」
そっと抱きしめてあげた。きっと不安で怖かっただろう。
「あなたは私の運命の人です。妻にしてください!」
「ミーチャが妻になるのー!」
「あなたみたいなちんちくりんより公爵の娘の私ローズマリーの方がこの方にはお似合いですわよ?」
「イラつく女なのー!」
「よくわかんないけど落ち着いて!これからどうするか決めないと」
「そうですわね」
「そうだねー!」
次回予告!場所は壊れて馬も死んでるので3人で歩こうか!
「いやー!やっぱり異世界、チート、ケモミミ、貴族の娘のハーレム展開は最高だなー!行けるなら異世界行きたいぜ!」
こうして僕はテレビを消した。
母がご飯できたよ!と僕を呼んでいる。




