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昇格と依頼

桜が散っている中、ウチは血を散らしまくっていた…。

今日の依頼は、殺し。じゃないと殺し屋ではないしね…。その後の予定はボスからの呼び出しがあったから行く。

早く終わらそう。

「クロメさーん、こっちは片付きましたよ〜♡」

「おい、バカ女後ろ!!」

「え?」

―バンッ

「油断するな、ツキサ。ショウハもう敵はいない?」

「今ので最後だ。もういない。」

「そうか。このままボスのところ行くぞ」

「はーい♡あともう誰もいないからいいですかぁ?クロメさん」

「いいよ」

「わぁーい、夢歌様早くボスのところ行って、一緒に帰りましょう♡」

そう、仕事の時はクロメと名乗っている。

右隣の子はツキサ。左はショウハ。本名は華田翔(はなだしょう)。両方とも1個上だ。

「よし行くか〜」


―――――

部屋に着くとボスが椅子に座って待っていた。

「おぉ、よく来たのぅ。夢歌。」

とボス、菊田誠一が言ってきたので

「呼ばれたからきました。」

と返す。

「で、今日のご要件は?」

「2つある。1つ目、お前を幹部にする。」

「はぁ?!か、幹部?」「わー、さすが夢歌様♡」と2人が騒ぐ。

「しかも、5番目じゃよ。部隊の人選好きなようにせぇ。自分で選ぶも良し、このまま3人でいくのも良し。これからもよろしくな」

「うん、わかったよ。それで2つ目はなんですか?」

聞いた途端、ボスの顔が険しくなった。

「2つ目は依頼だ。護衛依頼。しかもDOGA(ドガ)からの狙われてる奴のな。」

マジか…。

ふとツキサの顔を見る。

「大丈夫か?」

「…はい」

あぁ、やっぱり顔色が悪いな。

ツキサはDOGAで商品だった。人身売買の。

「ボス、ちょっとごめん。ツキサの顔色悪いから一旦外す。」

とツキサを別の部屋へ移動させようとした。が、翔が「いい、俺がやるから。お前は依頼内容聞いとけ」と代わりに移動させようとしてくれた。

なんだかんだバカ女とか言っても、ツキサが心配なんだな〜。仲いいな。

「うむ、では続きをしよう。ひと月前に昔からの知り合いの孫にソイツらから手紙が届いた。内容はその孫と金の要求。しばらく無視したところ、その孫が誘拐されそうになった。幸い、すぐに取り戻せた。が、犯人はこういったらしい"DOGAの連中に命令された"と」

そこで一旦話をやめたボスは真剣な眼差しでウチの方をみた。

「夢歌。今回の依頼は単なる護衛ではない。最悪、奴らと本格的にやり合うじゃろう。じゃが、お前の今までの実力なら大丈夫だろうと思っておる。それも評価して今回、幹部に任命している。」

「ボスはウチを高く見過ぎている。」

ボスは首を横に振りながら言う。

「いや、お前ならきっと大丈夫。やってくれるかい?」

断らないことを知っていながらよく言うよ

「わかったよ。」

ウチは頷いた。ボスは満足そうにさらに詳細を話した。

「今回の護衛対象は、桜樹桃華。お前が通っておる学園にもおるじゃろ?」

「は?」

ん?聞き間違いかな。桜の妖精のこと話してる。

「ボス。その子って桃色の目をして、キャラメル色のロングヘアーの子?」

「おぉ、ようわかったの。その子だ。」

わぉ、運命ってやつかな?

「後日、打ち合わせする。顔を隠す仮面選んどけよ。今日はもう帰ってええから。」


―バタン

ドアを閉めてため息をつく。

友達が護衛対象になっちゃった。

突然ですが、ここまででてきたキャラたちの名前と年齢等を書きたいと思います。

〜ここまでのキャラたち〜

黒井夢歌くろいゆめか

15歳:高1

桜樹桃華さくらぎももか

15歳:高1

華田翔はなだしょう

17歳:高2

ツキサ

16歳:高2

菊田誠一きくたせいいち

殺し屋集団のボス

以上


明日から夏休みに入るので、どんどん書けたらいいなと思います。

次回『仮面選びと打ち合わせ』

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