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負の自覚
感情が鈍麻して
思考が摩耗して
表情が鈍化して
外面も内面も
薄汚れたフィルターを通したように
あるいは
汚れでくもった窓を見つめるように
あらゆる情報に対して
何か膜を通して
感じたり見つめたりしている
どこか現実とつながらない
溜息すら出ない
疲労感が圧しかかる
そして
不意に浮かび上がるのだ
俺は何をしているのだろう?
俺は何のために存在している?
俺は何をやっているのか?
自分の存在価値が無能に思えて
生きていることに疑問を抱く
──というか
生きていいのか?
存在していいのか?
むしろ俺なんて
消えたほうがよくね?
──あぁ、消えたい
このマイナスの思考連鎖が
終わらないし止まらない
勝手に頭の中で続くのである
こういう時は
あぁ疲れてるなぁ
と自覚して割り切って
さっさと寝るに限る




