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詩集1  作者: 明葉いより
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季節の狭間にいる精霊

季節の狭間にだけ

存在する精霊がいる


人間が見ることは滅多にない


小さな存在は

季節と生命をつなぐためにいる


恵みの糸を紡ぎ 命の欠片を宿す

精霊が紡ぐ小さな施しは

確実に命を結ぶための 大切な役目


精霊の施しは

新しい季節の息吹とともに

萌芽し一斉に満ちる


けれど精霊自身が

それを見届けることはない


役目を終えた精霊は

ひとり静かに眠りにつくのだ


最期の役目として

自身の命を蕾に変化させ

意識はそっと消えていく


蕾は時期が来ると咲く

新しい精霊として

生まれ変わるのだ


そうやって

季節の狭間にいる精霊は

大切な役目を果たしている

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