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詩集1  作者: 明葉いより
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夏景は灰色に滲み

波のざわめきが消えた あの一瞬

青空も海も 風もカモメでさえも

すべてが止まった あの一瞬


返ってきた言葉は断りで

認識した瞬間 すべてが動いた


猛烈な熱が全身を突き抜け 鼓動が早打ち

胸が苦しさにぎゅっと冷たくなる

嫌な汗が噴き出した


俺 一世一代の告白 大失敗

きみの顔には困惑だけしかない

口が歪んで変な笑い声がもれる


なんとか取り繕うものの

きみと帰りのバスを待つ間

気まずい沈黙だけが漂い続けていた


夏の暑さも潮騒も全部──

灰色に滲んで溶け込んでいった

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