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わたしだけの空
わたしが描く空の色は 一つではない
絵筆は風のように舞い 色は夢のように重なる
幾重にも織りなす彩りは 繊細で緻密だ
遠くから見れば青空に見える
けれどその青は決して単色では描けない
絵心を知らぬ人は言う
「そんなもの青の絵の具で塗ればいい」
「なぜそんなに手間をかけるのか」
その言葉はわたしの心に響かない
わたしは思う
そんな空は生きていない
絵は無限であり自由である
塗り方に決まりはなく
色の組み合わせも 無限に広がる
描くものすべてがわたしの世界
興味のないあなたたちには
単なる疑問かもしれない
でもわたしの空に
あなたたちの言葉は必要ない
この世界は──
わたしの息吹であり
わたしの鼓動であり
わたしだけの空なのだ




