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眠って夢見て 目覚めて探し求める
深い眠りに揺蕩う
思い出のあなた
穏やかな愛と温かな抱擁を
やさしい毛布と枕にして
金銀の三日月の揺籃に
深く深く沈むの
いつまでも
あなたの追憶は
夢海の底に眠る
私を静かに見守っている
過去のあなただけを
求めるのならば
眠って夢を見るだけでいい
頭のスクリーンに
あなたと過ごした
かけがえのない日々が
映えるから
それだけいいの
けれど 時々私は目覚め
どこかにいるあなたを探し
夜の穹を彷徨い 星の砂を漂う
会えないことが
悲しくて悲しくて
空に預けた涙の色雨が
ぽたりぽたりと落ちる
雫が弾けて
あなたとの思い出と感情が
鮮やかに彩るの
ああ……
嬉しくて喜ばしくて
でも
あなたに会えない
つらさと恋しさから逃れるために
私はまた眠り続ける
過去の夢にいる
あなたに会えて
そっと微笑むの
だがそんなものはまさしく夢幻で
私の叶えたい真実ではない
だから私は目覚めて
あなたの魂を探し続けるの
再会の約束を
果たすその時まで──
いつまでもいつまでも
私は眠り続ける
あなたを夢見続ける
いつかいつか
私は目覚めて
あなたを探し求めるのだ




