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短い詩三作
1、
眠り続けるあなたに
どうか私の愛が
伝わりますように
あなたの傍らに
勿忘草の小さな花束を飾って
いつか目覚めて
もう一度私を見つめて
勿忘草と同じ色の瞳を
私に向けて
2、
忘れられない終わった恋を
きみがいなくなっても
愚かだと笑われても
俺は繰り返す
3、
たった一度の恋で
死ぬほど忘れられない愛と
離れがたい熱き抱擁と
涙するほどの深い口づけを知りました
そして胸を突き刺す
堪えがたい
苦しみを知りました
きっとこの先どんな恋をしても
私は満たされないのでしょう
胸はこの苦しみに
苛まれるのでしょう




