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詩集1  作者: 明葉いより
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永久の刹那

虚(うつろ)でいいから

あなたが息づく世界に

ただ寄り添っていたい

そこには私の望むすべてが

優しくあるから


あなたのすべてを

私の心に映し感じさせて

あの頃のように

穏やかな日々を

ただ繰り返していたい


だから 

どうか消えないで

この命が尽きるその時まで

あなたの傍にいさせてほしい


◇


偽(にせ)でいいから

あなたが息づく世界に

ずっと寄り添っていたい

もう二度と 

こんな瞬間はないと

わかっているから


私はあなたを深く愛す

あなただけを愛する

もう一度 誓いを交しましょう


私とあなただけの優しい幻には

遠い昔の面影が陽炎のように揺れる

私たちの影は熱くたゆたう

太陽と月がまばゆく輝き

私たちの心に

確かな鼓動と愛の灯をもたらす


あなたは私をそっと抱きしめて

愛の口づけを交わす

待ち望んでいた 永久の刹那


二人だけの静かな結婚式

祝福は

星々の煌めきと虫たちの歌声

そして──

あの頃と同じように

小さな家で一緒に暮らす


何てことはない日常が

とてつもなく儚くて

とてつもなく幸せで


日々

あなたとの繋がりを大切に想う

お互い胸の中に

小さな不安を隠しながら

いつか終わりが来ることを

二人で怯えながら


終わりがないことを 一途に夢見て

胸を締め付ける喜びと

疼くような愛を

永久の刹那に深く秘める

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