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エピローグ

 ある日、世界中のおもちゃが本物になった。


 一般的な消防車のミニカーの縮尺は1/64スケールと言われており、これが実車になると、長さ7メートル幅2.3メートル、高さ3メートルとなる。これは、家庭の寝室を埋め尽くすのに十分なサイズだった。


 日本では、けたたましいサイレンが鳴り響いていた。それと共に家屋の内側から黄色や青や赤色の塊が暴れ出た。

 見たことのない光景だった。

 車が押し合うようにして家から出てくる。瓦が窓が砕けて落ちて、家に入りきらなかった車両は道にまで広がった。逃げ惑う人々は上へ上へと逃げるが、高層マンションの上階では大型のクスーズ船がその巨体を表し、マンションの鉄筋コンクリートの骨組みがいとも簡単に砕け散った。

 見渡す限り車や飛行機や、横たわった建物が埋め尽くしている。

 内陸部にある県では推定100トンのクジラがうちあがり、ひっくり返ったスペースシャトルが見つかった。


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